Yorenが新しい経営体制へ移行
日本発のスタートアップ、Yoren(游仁信息科技)が2025年4月1日より新経営体制に移行することを発表しました。Yorenは中国を拠点にし、データに基づくアナリティクス事業やCRM、そしてECサービスを運営しています。理想的な経営体制を構築するための努力として、役割の再編成や新執行役員の就任を決定しました。
新経営体制の概要
Yorenは、CEO金田が海外事業を直接担当し、COO栗栖が人事責任者を担うことになりました。また、CIO北川は投資型事業を牽引することが確定しました。これにより、各担当者がそれぞれの専門分野で力を発揮し、組織全体の効率を向上させることを目指しています。
新執行役員の紹介
新たに就任した執行役員には、次の3名が採用されています。
- - 戚丽文(ECマーケティング本部長兼東南アジア事業責任者)
- - 谢师带(研究開発部門本部長)
- - 小林千夏(ブランドセンター本部長)
それぞれの役員は、豊富な経験を持ち、グローバルでのビジネス展開やマーケティング戦略に注力しています。
新執行役員の経歴
戚丽文(ECマーケティング本部長)
上海外国語大学を卒業後、D1Mという大手EC企業で多くの海外ブランドの開拓に貢献し、副総裁の役職を果たしました。2024年にYorenに入社し、成長戦略を立案しています。「ECやグローバルマーケティングの経験を活かし、ブランド成長に貢献したい」との意気込みを語っています。
谢师带(研究開発部門本部長)
復旦大学でコンピュータサイエンスを学び、EC関連のSaaS製品開発に従事。Yoren入社後は、技術革新による消費体験の向上を目指しています。「テクノロジーを駆使して消費活性をサポートしたい」と自信を示しています。
小林千夏(ブランドセンター本部長)
上海財経大学を卒業後、江崎グリコで中国本土市場向けのブランディングに関与。中国市場での消費者のインサイトを深く理解し、消費者に価値ある製品を届けることが目標です。
中東・アフリカへの新展開
Yorenは2023年から中東・アフリカ市場にも進出しており、伊藤晋を責任者に迎えることを発表しました。伊藤は日本にて税理士としてキャリアを積み、2011年から中国市場に携わってきた専門家です。「現地主義での市場支援が重要」と語り、今後の展望を示しています。
ブランドセンター事業の強化
さらなるブランド強化を目指し、中濱真彦がブランドセンター営業本部長に就任しました。彼は江崎グリコでの経験を活かし、オンラインとオフラインの融合を図ることで、市場での競争力を高める意向を示しています。
ビジョンの実現に向けて
Yorenは「文化と文化を繋ぎ、人と人が分かり合える社会を作る」というビジョンを掲げています。今回の経営体制の変更を契機に、より強固な支援体制を構築し、顧客企業の成功を通じてビジョンの実現を目指します。今後もグローバルな挑戦を続けるYorenに要注目です。
会社概要
- - 会社名:游仁信息科技(上海)有限公司
- - 代表者:金田修(CEO)
- - 本社所在地:上海市徐滙区中山西路1600号宏滙国際広場A座20F
- - 日本支社所在地:東京都港区虎ノ門4-1-28虎ノ門タワーズオフィス19F
- - 社員数:183名(2023年9月末現在)
- - URL:yoren.com/jp
- - 事業内容:データに基づくアナリティクス事業、CRMシステムの開発・運営事業、ECサービスの運営
Yorenが新しい経営体制のもとでどのように成長し、進化していくのか、今後の動向から目が離せません。