迫る環境危機を歌で伝える
2025年8月22日、国際環境NGOである350.org Japanとの共同プロジェクトとして、アーティスト・コムアイの新曲シングル「なんか地球がおかしい」がリリースされました。この楽曲は日本語版と英語版が用意されており、さらにミュージックビデオも同日公開されています。コムアイ自身の活動の幅は広く、最近では日本とブラジルの二地域での生活を基に、様々なメッセージを発信しています。
コムアイの挑戦
コムアイは、近年、SNSを通じて環境問題や社会問題に対する意識を高めるキャンペーンを展開してきました。「なんか地球がおかしい」という楽曲は、気候危機に対する警鐘を鳴らすために制作されました。彼女は「音楽は喜びを届けるもの、社会運動は未来への問いかけ」とし、両者の調和を図ることの難しさを感じたと話しています。しかし、現在、気候変動が進行する中、その不安を歌に表現することが重要であると感じたのです。
「なんか地球がおかしい」のメッセージ
この楽曲の中で、サビには「なんか地球がおかしい/地球じゃなくて人間じゃん」というフレーズがあります。これは、環境問題の本質が人間の行動に起因することを直感的に伝えています。コムアイが抱える思いは、リスナーにも共鳴し、多くの人が抱える環境に対する不安を代弁しています。
350.org Japanとのコラボ
今回のプロジェクトには350.org Japanが協力しています。彼らは気候変動に対する市民の力を結集し、誰もが参加できる機会を与えてきました。ジュニア・フィールド・オーガナイザーの飯塚里沙氏は、コムアイの音楽がもたらす影響について「多くの人がこの曲を通じて気候危機を自分のこととして感じ、行動に移す契機を得ることを期待している」とコメントしています。
ミュージックビデオの魅力
今回の新曲とともに公開されたミュージックビデオも注目です。このMVは、映像作家のマルルーンによって手がけられ、コンクリートジャングルの渋谷を舞台にした後、CGアニメーションの世界に展開します。コンセプトとして掲げられているのは「炎天下、意識ぶっとび幽体離脱MV」で、思わず笑ってしまうようなユーモアが散りばめられています。暑さの中で意識がぶっ飛ぶ瞬間を表現し、「楽曲のメッセージを軽快に届ける」ことを目指しています。
Dance Challengeもスタート
さらに、9月上旬には「なんか地球がおかしい」のAメロに合わせたダンスチャレンジが開始される予定です。誰でも簡単に真似できる振付で、インスタグラム、TikTok、YouTube Shortsでの投稿が期待されています。コミュニティ全体で楽しみながら環境問題について考える機会にしたいとの思いが込められています。
まとめ
猛暑が続く現代において、私たち人類は環境の変化に対する疑問を抱きつつ日々を過ごしています。コムアイの新曲「なんか地球がおかしい」は、そのような現状を反映し、私たち自身の行動に目を向けるきっかけを提供してくれることでしょう。私たち全員でこの曲を歌い上げることで、未来への変化がもたらされるかもしれません。環境問題への理解と行動を促す力を持つこの音楽をぜひ聴いて、楽しんでください。