音楽の未来を照らす「MUSIC AWARDS JAPAN」が迫る、JASRACによる新賞の登場

音楽の未来を照らす「MUSIC AWARDS JAPAN」が迫る

音楽業界の動向が注目される中、一般社団法人カルチャーアンドエンタテインメント産業振興会（CEIPA）が主催する、国内最大規模の国際音楽賞「MUSIC AWARDS JAPAN」が2025年に開催されることが決まりました。この祭典は、日本の音楽業界の主要5団体が団結し、世界の音楽業界と連携することを目的としています。新たな音楽シーンを切り拓くこのアワードで特に注目すべきは、音楽著作権管理団体の日本音楽著作権協会（JASRAC）による「クリエイター特別賞」の新設です。

JASRAC賞とクリエイター特別賞の概要

「JASRAC賞」は、1982年の創設以来40年以上にわたり、優れた音楽作品の功績を表彰してきました。この賞は、作詞者・作曲者・音楽出版社の成績に基づいており、前年度の著作物使用料の分配額が多かった作品を対象に金・銀・銅賞が otorgされます。加えて、海外の著作権管理団体からの登録が最も多かった国内作品には国際賞が、分配額が最も多かった外国作品には外国作品賞が与えられます。

今春新設された「クリエイター特別賞」は、音楽クリエイターたちの貢献を広く社会に伝えるための取り組みです。JASRACは、クリエイターの価値を高め、音楽文化の発展に寄与するさまざまな活動を行っていく方針です。この賞の導入により、クリエイターたちが受ける評価や注目がより高まることが期待されます。

MUSIC AWARDS JAPANの詳細

「MUSIC AWARDS JAPAN」は、2025年5月17日（土）から5月23日（金）の開催ウィークを経て、5月21日（水）・22日（木）にロームシアター京都にて行われます。この祭典は「世界とつながり、音楽の未来を灯す。」というコンセプトのもと、音楽業界の重要な5団体が共同でサポートしています。

当日は、NHKにて生中継され、YouTubeで世界中に配信される予定です（ただし、一部地域を除く）。音楽ファンや業界関係者にとって、このイベントは新しい才能との出会いや、業界の最新トレンドを知る絶好の機会です。

JASRACの貢献

1939年に設立されたJASRACは、日本で初めての著作権管理団体で、音楽著作権の管理に関する豊富なノウハウを持っています。著作権者から音楽の著作権を委託され、その対価として支払われた使用料を適切に分配しています。日本の音楽文化の発展に寄与するため、著作権の普及や研究活動にも力を入れています。

今後もJASRACは、クリエイターの権利を守りつつ、音楽の未来に向けてさまざまな施策を展開していきます。音楽とともに歩む未来を、ぜひご期待ください。