能楽の真髄「道成寺」
2025-05-23 10:33:04

桑田貴志 主催「道成寺」大曲再挑戦!能楽の真髄を堪能しよう

桑田貴志が贈る「道成寺」を堪能しよう



2025年6月29日(週日)、東京都中央区銀座にある二十五世観世左近記念観世能楽堂にて、観世流能楽師の桑田貴志が主催する「桑田貴志 能まつり」が開催されます。この公演は、特に象徴的な作品である能楽「道成寺」が演じられ、特に注目すべきは桑田氏が二度目の挑戦となるこの作品です。

この能まつりは、株式会社深川能舞台が主催しています。公演のチケットはすでにカンフェティで発売中ですので、興味のある方は早めの購入をお勧めします。

特殊な演目「道成寺」について



「道成寺」は、能楽の中でも特に演者にとって緊張感が漂う作品です。舞台では一瞬の気も抜けない場面の連続が続きますが、観客にとっては華やかで楽しさが詰まった能楽として知られています。特に注目すべきは、舞台で演じられる「鐘入り」のシーンです。ここでは、約80kgもの重さの大きな釣鐘が上から落ちてくる中、演者がそのタイミングに合わせて舞い込むという非常にスリリングな演出が行われ、この瞬間は観客にとって肝を冷やす瞬間となることでしょう。

今回は、「赤頭」と呼ばれる特殊演出での上演が予定されています。赤い頭を持つシテの装束に加え、緋長袴をまとう演技は、観世家初代の観世清之氏が考案したものとされ、伝統を受け継いだ証とも言えます。桑田貴志は、これらの演技を通じて「これぞ矢来観世家の道成寺」と、自信を持って演じたいと語ります。

公演の詳細なスケジュール



本公演のプログラムは以下の通りです。
  • - 仕舞「籠太鼓」 — 観世喜正
  • - 「卒都婆小町」 — 観世喜之
  • - 狂言「樋の酒」 — 野村万作
  • - 能「道成寺赤頭」 — シテ(桑田貴志)、ワキ(福王和幸)、アイ(野村裕基)
  • - 地謡として観世喜正が参加します。

公演は14時から開始し、約2時間半に及ぶ予定です。開場は、開演の60分前からですので、会場に着いた時にはお早めにお越しください。

チケット情報



チケットは、SS席(12,000円)、S席(10,000円)、A席(9,000円)の指定席に加えて、自由席は7,000円、学生席は4,000円(要学生証)でご用意しています。特に学生割引は26歳未満の方が対象ですので、若い世代の観客にもぜひ足を運んでいただきたいものです。

さらに、未就学児童の入場は制限されている点にもご注意ください。

桑田貴志のプロフィール



桑田貴志は1971年生まれ、観世喜之に師事し、現在は深川能舞台の代表を務めています。能楽普及活動や新作の演出にも情熱を注ぎ、江戸三大祭りの一つである「深川八幡祭り」では能奉納も行っています。これまで公演は国内外で幅広く行っており、彼の技術と情熱は多くの人々に感動を与えています。

この「桑田貴志 能まつり」は、彼が立ち上げてから15年目にあたる公演です。能楽の魅力を伝えながら彼自身も成長を続ける姿は、まさに観られる芸術としての真髄です。ぜひ、彼の舞台を見逃さないでください。

詳細情報やチケット購入に関しては、公式ホームページ(深川能舞台公式)を訪れてみてください。再び道成寺の舞台で彼の真剣な姿を見られる日を楽しみにしています。


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