ふるまいの根源を探るアートプロジェクト「ビヘイビアプロジェクト」
日中韓のダンサーたちが集結し、私たちの日常の「ふるまい」を探求するアートプロジェクト「ビヘイビアプロジェクト」は、2025年2月14日から16日まで東京で公演を行います。国境を越えたダンサーたちが、フィールドワークを通じて得た洞察を基に、身体表現の力を活かして新しい視点を提示します。
特に、フィールドワークでは、東京、北京、ソウルといった都市においてショッピングセンターやオフィス街で日常の動作や行動を観察し、それぞれの文化に根付いた「ふるまい」の相違や共通点を深く考察しました。
⏳ ### 公演詳細
- - 日時: 2025年2月14日(金)19:00 / 15日(土)16:00 / 16日(日)14:00
- - 会場: 代官山ヒルサイドプラザ
- - チケット: ¥3,000(2025年1月6日販売開始)
各公演後には、ディレクターや出演者とのアフタートークも予定されています。観客は、この討論を通じて、ダンスパフォーマンスが持つメッセージをさらに深めることができるでしょう。
プロジェクトの背景
「ビヘイビアプロジェクト」は、芸術家でデザイナーの中澤大輔氏が2018年に立ち上げた試みであり、ダンサーたちの活動は、単なる表現の枠を超え、文化理解や社会への考察を促すことを目的としています。私たちはしばしば、自らの「ふるまい」に無意識に従いがちですが、彼らはその背後にある社会的規範や歴史的背景に目を向け、自由な表現を追求しています。
フィールドワークでは、参加したダンサーたちが、自国の文化的特性や、交流することで感じたダイナミズムに基づいて、それぞれの「ふるまい」を見つめ直しました。この業務を通じ、彼らは他者との関係性を理解し、それをどう表現するかという深いテーマに取り組んでいます。
身体表現を通じた気づき
公演では、フィールドワークの結果を基に、それぞれのダンサーが自分たちの文化からどのように影響を受け、また、どう「ふるまいたいか」という思いを体現します。これは、観客にとっても「自分はどうありたいか」という問いを投げかける重要な瞬間になるでしょう。特に、フィールドでの経験を通じて、観衆が自身の行動を振り返り、日常生活の中での「ふるまい」を再構成する機会を提供します。
今後の展開
「ビヘイビアプロジェクト」は、単なる公演に留まらず、様々な社会の場での「ふるまい」を探る実証実験として、企業や地域社会ともコラボレーションを行っていきます。振付や演出の領域を超え、新たな創造性を生み出し、「ふるまい」を変えるための具体的な方法を模索しています。
このプロジェクトを通じて、アートと社会がどのように結びつくのか、観客自身が考え、行動する契機を提供していきたいと考えています。アートが持つ力と、それに対する観客の反応が如何に社会を形成するか、ぜひこの機会に体験してみてください。
改めて皆様のご来場を心よりお待ちしております。