33年ぶりに阪神淡路大震災を振り返る特別番組が優秀賞受賞

ABCラジオが特別番組で優秀賞を受賞

2024年度の第62回ギャラクシー賞(ラジオ部門)にて、朝日放送ラジオ株式会社が制作した特別番組『ABCラジオぼうさい部スペシャルあの日に学ぶ未来への備え』が、優秀賞を受賞しました。この受賞は、過去の災害からの教訓を未来に活かす重要な取り組みを認められた結果です。

番組の背景

2015年は、阪神淡路大震災から30年という節目の年です。この番組は、震災の経験を元に、私たちが今後どのように防災と復興に向き合っていくべきかを考えるキッカケを提供することを目的としています。放送は、震災当時の音声から始まり、当時の被災者たちの声や震災後の地域の変化について考察しました。

パーソナリティとゲストの紹介

この特番のパーソナリティを務めたのは、当ライブ放送のアシスタント役として活躍していた高野あさおさんとABCアナウンサー北村真平さんです。彼らは震災当時の記憶や被災者の体験談をリスナーと共有し、リアルな感情が伝わる放送を展開しました。

放送中には、多くのゲストが参加し、それぞれが震災にまつわるエピソードや防災に関する考察を織り交ぜました。特に重要だったのは、リスナーからの体験談です。30年の時を経てもなお、震災の苦しみを忘れない声が寄せられました。これにより、番組は防災意識を高める一助となることができたのです。

リスナーの声

番組では、リスナーから寄せられた多くのメッセージが紹介されました。「忘れたくない」という気持ちや、逆に「思い出したくない」という複雑な感情に触れる時間となり、視聴者の心に寄り添うことができました。

受賞コメント

高野あさおさんは受賞に際し、「この賞は過去の教訓を未来へとつなげる重要性を再認識させてくれるものです。震災を知らない世代にもこの経験を伝えることができたら嬉しい」という感想を述べました。また、彼女は生放送中の温かな雰囲気についても言及し、番組の目的が達成されたことを実感しました。

北村真平さんは、多くのリスナーからの体験談の重要性を強調し、「人それぞれの悲しみに寄り添うことができる放送を目指して、今後も努力していきます」と決意を新たにしました。

番組情報

この特別番組『ABCラジオぼうさい部スペシャルあの日に学ぶ未来への備え』の放送は、2025年1月13日(月・祝)のお昼12時から3時までの予定です。番組には、島田大さんや松川杏寧さんなど多数のゲストが登場し、視聴者と共に防災について考える機会を提供します。

今回の受賞は、震災の教訓を未来に活かす重要なメッセージを再確認させる一助となることでしょう。これからの防災意識の向上に向けて、多くの人が番組を通じて学びと気づきを得られることを期待します。