AIで新人教育短縮
2026-08-07 11:01:16

AI技術で新人教育を短縮!関東天然ガスとLTSの挑戦

AI技術で新人教育を短縮!



株式会社エル・ティー・エス(LTS)は、関東天然ガス開発株式会社との協力により、AIおよびデジタル技術を活用して、新人教育の早期化に挑戦しています。このプロジェクトは、関東天然ガスの指令センター業務支援システムの導入を通じて、業務の知識や判断基準を視覚化し、組織全体の知識資産として活用することを目的としています。

指令センターの重要性と課題



関東天然ガスの指令センターでは、ガスの生産と供給を監視・制御しており、季節や天候、設備の異常など、さまざまな要因に応じてガスの供給を調整しています。この業務はベテランの経験に基づく判断が重要であり、この特異なスキルは多くの場合、暗黙知として個人に留まる傾向があります。このようなスキルの属人化や新人教育にかかる長期間は組織全体の効率性を妨げる大きな課題となっていました。

ガス・バランス・ビジュアライザーの導入



この課題に対処するため、LTSは「ガス・バランス・ビジュアライザー」というAIシステムの開発を決定しました。このシステムは、2024年9月から2026年2月までの4つのフェーズで導入される計画です。

  • - Phase1(2024年9月〜): 指令センター業務の俯瞰と問題抽出、基本計画の策定を行います。
  • - Phase2(2025年1月〜): 必要な機能や要件の調査を通じてプロダクト仮説を定義します。
  • - Phase3(2025年4月〜): アジャイル開発の手法を用いて、段階的に要求を洗練させます。
  • - Phase4(2025年12月〜): 使用環境を構築し、機能拡張の検討やシステム更新を行います。

現在、ガス・バランス・ビジュアライザーは新人社員の業務判断をサポートしており、実務検証を進めています。このシステムにより、経験の浅い新人でも業務判断を行いやすくなり、スキルの早期習得が期待されます。さらなる精緻化も進行中です。

プロジェクト関係者の期待



関東天然ガスの早津晋氏は、プロジェクトを通じて膨大な時間をかけて業務の問題を抽出し、共有することの重要性を強調しています。早期の習得が求められるガスバランス調整業務について、ガス・バランス・ビジュアライザーの効果によって新人教育の期間が短縮されることを期待しています。

また、LTSの舟山雄太氏は、AI技術を用いて「判断のよりどころ」を組織全体で共有し、経験の浅い社員の学びを支援することが本プロジェクトの目指すところだと述べています。現場のニーズに応じたシステムの進化にも寄与したいとの意向を示しました。

企業情報と今後の展望



株式会社エル・ティー・エスは、クライアントビジネスの変革実行を支援する伴走型コンサルティングを行っており、東京証券取引所プライム市場に上場しています。
関東天然瓦斯開発株式会社は、K&Oエナジーグループの中心となる企業で、天然ガスの開発や販売を手掛けています。両社の協働により、効果的な新人教育と業務の効率化が実現されることを期待します。

この取り組みは、デジタル技術を活用した業務改革の好例となり、今後のIT活用の幅を広げる可能性を秘めています。


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