自然環境保全の新展開
2025-04-28 14:58:58

東京建物が自然環境保全に向けた新たな取り組みを開始

東京建物が自然環境保全に向けた新たな取り組みを開始



東京建物株式会社が、自然関連財務情報開示タスクフォース(TNFD)の提言に賛同し、TNFD Adopterとして登録したことを発表しました。この取り組みは、持続可能な未来を目指す企業の姿勢を反映しており、特に自然環境への配慮が強調されています。

環境への配慮を根付かせるための方針


東京建物グループは、「地域をリードする温暖化防止」「緑あふれる潤いのある街・暮らしの創造」「地球にやさしい省資源活動」といった「グループ環境方針」を掲げています。企業活動を通じて「地球環境との共生」を追求しており、そのための重要課題として「脱炭素社会の推進」と「循環型社会の推進」を設定しています。

このような背景のもと、東京建物は様々な取り組みを行っており、自然資本や生物多様性の保全および創出を目指しています。具体的には、大手町タワーでの「大手町の森」整備や、都立明治公園での「誇りの杜」整備など、地域と共に育む取り組みが進められています。

大手町タワーの「大手町の森」整備


大手町タワーに整備された「大手町の森」は、敷地全体の約3分の1、約3,600㎡にわたる緑地です。この森の設計には「プレフォレスト」という手法が採用されており、3年間をかけて木々や草花を育成しました。竣工に合わせて自然の森に近い形に再生し、周辺の緑地と連携した生態系ネットワークを形成することを目的としています。

「大手町の森」は、様々な評価や認証も受けています。ABINC認証やSEGES、そして優良緑地確保計画認定制度からのトリプル・スター認定など、多数の実績を誇っています。詳細は、東京建物の公式サイトで確認することができます。

明治公園の「誇りの杜」整備


次に注目すべきは、都立明治公園における「誇りの杜」の整備です。この取り組みでは、約7,500㎡の敷地に60種・700本の樹木を植樹しました。公募設置管理制度を用いることで、都民と協力しながら生態系を育む“ハーフメイドの杜づくり”が進行中です。

落ち葉を敷き詰めることで、土壌環境も整備。生態系が活発な地域の形成を目指しています。この取り組みにも詳細があり、ぜひ公式サイトをチェックしてみてください。

すてないくらしプロジェクトの展開


さらに注目すべきは、「すてないくらしプロジェクト」の展開です。主に分譲マンションを対象に、廃食油の回収や衣類・雑貨のリサイクルを行い、循環型社会を実現するための活動が進められています。2024年に本格開始予定で、入居者の負担を減らしつつ、資源の再利用を促進します。

廃食油は適切に処理され、肥料や飼料、さらには航空燃料として再利用可能です。マンション共用部に集団回収ボックスを設置し、入居者が取り組みやすい環境作りを目指しています。

再生水の利用による資源循環促進


最後に、東京建物は再生水の利用にも注力しています。ビル内で雨水や雑排水を中水に処理し、トイレの洗浄水や植栽への散水に活用することで、資源の循環を促進します。これにより、持続可能性がさらに高まることが期待されています。

まとめ


東京建物株式会社は、TNFDの提言に基づく情報開示を行い、自然環境の保全に向けた具体的な取り組みを進めています。企業としての責任を果たすことはもちろん、地域社会との共生を目指す姿勢が印象的です。今後の取り組みがさらに広がることを期待しています。詳しい情報は、東京建物のコーポレートサイトでご確認ください。


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