フォーラムNIPPON2025
2025-11-10 12:53:54

障害者就労支援の未来を語る「就労支援フォーラムNIPPON 2025」開催決定

障害者就労支援の未来を語る「就労支援フォーラムNIPPON 2025」開催決定



日本財団が主催する「就労支援フォーラムNIPPON 2025」が、2025年12月20日(土)と21日(日)に東京ビッグサイトで開催されることが決まりました。このフォーラムでは、社会福祉法人博愛会の副理事長、釘宮謙悟氏が登壇します。福祉支援の現状と未来を語る貴重な機会です。

フォーラムのテーマは「THE BEST(みんなが超える)」。障害者総合支援法施行から20年という節目を迎え、制度や現行の状況について深く考察し、活発な議論を行います。このイベントには全国から約1,000名の関係者が集い、対面でのディスカッションが行われるため、その熱気は非常に高いと期待されます。オンライン配信は行われず、参加者同士の直接的な交流が重視されているのが特徴です。

フォーラムのプログラム概要



登壇セッションの中でも特に注目されるのが、分科会の第1部にあたる「B型もここまでできる」というテーマです。このセッションでは、就労継続支援B型の現状と課題について様々な実践者・専門家が集い議論を交わします。障害が重いことでB型を選ばざるを得ない人々の未来と可能性をどう広げていくかが焦点です。

登壇者には、釘宮謙悟氏をはじめ、埼玉福祉事業協会の髙橋清子理事長、NPO法人支援センターあんしんの久保田学常任理事など、著名な専門家たちが名を連ねています。このセッションを通じて、福祉理念と経営理念の融合やB型就労支援の質の向上について真摯に向き合う場としたいと釘宮氏は語ります。

釘宮謙悟の言葉



「B型だから」という言葉は、当事者の可能性を狭める理由になってしまってはいないかと、釘宮氏は警鐘を鳴らします。高い工賃を支払うために、売れる仕組みや仕掛けを作り出す必要があると主張し、福祉と経営は対立し合うものではなく、むしろ相互に補完し合うものだと考えています。

博愛会の取り組み



社会福祉法人博愛会は、1975年に設立され、その理念は「やさしさ日本一の社会福祉法人」。大分県を拠点に、障害者支援施設、就労支援事業、グループホーム、地域交流事業などを展開しています。利用者の“やりたいことリスト”を大切にし、地域共生や自己実現を目指した新しい福祉モデルを追求しています。

博愛会の就労支援は、福祉とデザイン戦略を融合させた独自のブランディングを行うのが特徴です。県立美術館のカフェ「カフェ・シャリテ」や地元名物のうどん店「府内のおうどん」、さらにはリゾートホテル・キャンプ場・牡蠣小屋など多岐にわたる地域複合事業を展開しています。これにより、障害の有無にかかわらず「働く誇り」と「経済的自立」を促進しようとしています。

フォーラム開催の意義



「就労支援フォーラムNIPPON 2025」は、障害者自立支援法の施行から20年を迎え、制度や事業の現状を見つめ直す重要な機会です。予算規模は1兆円に迫り、従事する障害者は100万人を超えていますが、過度な事業所の乱立や工賃の低下、地域との分断など、課題も多く存在します。そのため、本フォーラムは、業界の寄り道ではなく、支援者としての誇りを新たにして現場での実践を働きかける場として位置付けられています。

開催概要



  • - イベント名: 就労支援フォーラムNIPPON 2025
  • - 日時: 2025年12月20日(土)13:00〜18:45、21日(日)09:00〜16:00
  • - 会場: 東京ビッグサイト(東京都江東区有明3-11-1)
  • - 定員: 1,050名(会場参加のみ、オンライン配信なし)
  • - 参加費: 事前申し込み 8,000円(税込)
  • - 申し込み締切: 2025年11月26日(水)18時
  • - 主催: 日本財団
  • - 後援: 厚生労働省

詳細はこちらからご覧ください。

福祉と経営、その両者が交わる最前線での有意義な議論が期待される「就労支援フォーラムNIPPON 2025」。参加を希望する方は、ぜひ早めに申し込んでください。


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