M5に金融機能追加
2025-07-28 11:45:10

電通総研が金融機能をM5に追加し、システム開発の未来を切り拓く

電通総研がM5 Financeを発表



2025年7月28日、東京都港区に本社を構える株式会社電通総研が、自社のマイクロサービス開発基盤「M5」に新たに金融機能「M5 Finance」を追加すると発表しました。この新機能の導入は、特に金融機関や金融サービス業向けの自社システムおよび製品の開発を加速させることを目的としています。

M5の概要



「M5」は電通総研が開発したJava製のアーキテクチャを基盤にしており、マイクロサービスという最新の設計思想を取り入れています。これにより、システム開発に必要な共通機能を標準装備し、先進的なコンテナ技術やAPI連携機能を組み込むことで、高い柔軟性、拡張性、保守性を実現しています。

昨今の競争環境



近年、金融業界はフィンテックの革新によって大きな変化の中にいます。デジタル化が進む中、競争は激化し、迅速な新金融商品やサービスの投入が求められる状況です。そのため、電通総研では、これまで顧客毎に行っていたシステム開発を効率よく進めるための新たなソリューションが必要でした。

M5 Financeの特長



今回追加された「M5 Finance」では、特に法人融資や個人融資、リース、ファンドといった金融業務における共通機能が強化されています。この機能により、以下のような業務の効率化が期待されます:

1. 契約の登録から削除、キャッシュフローの生成まで一元的に管理できる機能の実現
2. 入出金情報の検索から請求書発行までの資金管理業務の効率化
3. 仕訳明細の作成と出力に関する会計処理機能の開発

これにより、電通総研はシステム開発の工数を従来比で30%以上削減できることを目指しています。そして、具体的な金融機関向けの高品質なシステム構築が可能になる環境が整います。

今後の展望



電通総研は「M5 Finance」を活用することで、金融機関との持続可能なビジネス成長を支援すると同時に、多様な金融ソリューションの迅速な提供を行います。また、システムのモダナイゼーションにより、より迅速且つ柔軟な事業運営を推進していく考えです。今回の「M5 Finance」の導入によって、新たなソリューションの強化が進むことが期待されます。

まとめ



電通総研は「HUMANOLOGY for the future」という企業ビジョンの下、テクノロジーと人間社会の進化に取り組んでいます。今回の「M5 Finance」の追加は、その一環としての大きなステップです。未来のシステム開発を牽引する「M5」を通じて、新しい価値が創造されることを期待しています。


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