高根沢町が目指す「楽しく脱炭素」推進プロジェクト
高根沢町は、持続可能な社会の実現に向けて、脱炭素に関する新たな取り組みをスタートしました。このプロジェクトは、住民が楽しく環境への配慮を実践するためのプラットフォームとして、エコライフアプリ「SPOBY」を導入することを中心に展開されています。アプリの利用により、日常生活における環境配慮活動が促進され、同時に健康増進にもつながることを目指しています。
プロジェクトの背景と目的
高根沢町では2022年5月にゼロカーボンシティの宣言を行い、ここに至る道のりを歩んでいます。2024年5月には「脱炭素につながる新しい豊かな暮らしを創る国民運動」に賛同し、確固たる方向性を打ち立てました。そして新たに始まったエコファミリー制度「たかねざわエコファミリー」は、家庭が環境に優しい行動を実践する息の長い活動を目指しています。
エコライフアプリ「SPOBY」について
エコライフアプリ「SPOBY」は、住民が自身の日常的な行動を通じて得られる脱炭素量を可視化するツールです。ここでは、例えば生ごみのコンポスト化やマイボトルの使用、廃食油の回収、さらに自転車や徒歩の利用といった環境に配慮した行動がポイント化され、地域の協力店で様々なサービスと引き換えることが可能になります。
このアプリは、単に環境への貢献だけでなく、ユーザーの健康を意識した動機付けにもなります。毎日の運動記録や健康状態の管理が行え、定期的に実施されるイベントやチャレンジに参加することで、楽しく脱炭素の活動を続けることができるのです。
役割分担
このプロジェクトでは、高根沢町に加え、スタジオスポビー、NTT東日本栃木支店がそれぞれ重要な役割を果たしています。高根沢町は、町民への周知活動や廃食油の回収など、地域のピーアールと参加を促す活動を行います。スタジオスポビーは「SPOBY」の提供と技術サポートを担当し、NTTはデジタルトランスフォーメーション(DX)を通じた地域課題の解決へ貢献します。
各社のコメント
高根沢町町長
「ゼロカーボンシティの実現には、住民・事業者・行政が連携し、温室効果ガスの削減に取り組む必要があります。このプロジェクトを通じて、町全体の意識を高めることができればと思います。」
スタジオスポビー社長
「『SPOBY』を活用することで、高根沢町の皆さまが楽しく脱炭素活動を行える環境づくりに寄与したいと考えています。」
NTT東日本栃木支店長
「地域根ざした活動が実を結び、持続可能な社会実現に向けた一歩となることを期待しています。」
今後の展望
このプロジェクトは、単なる始まりです。高根沢町では、今後も脱炭素社会の実現に向けた施策を進め、健康促進業務の強化を図っていく方針です。地域や企業と協力しながら、持続可能な社会を実現するための取り組みをさらに強化していくことでしょう。