令和6年度リコール速報: 車両安全を守るための最新情報
令和6年度におけるリコールの総届出件数と総対象台数についての速報が、国土交通省から発表されました。これにより、多くのドライバーや車両管理者は、最新のリコール情報を把握し、車両の安全性を確保する大切さを再認識することになります。
リコールの総状況
令和7年4月18日に発表された資料によると、リコールの総届出件数は337件、対象となる車両総台数は7,564,968台とされています。前年に比べ総届出件数は12件減少していますが、影響のある車両台数は539,249台も減少しています。これは、国民の安全意識の高まりや、製造業者の対応改善の成果とも考えられます。
国産車と輸入車の内訳
- - 国産車: 167件(前年度比 -2件)、対象台数 6,924,715台(-703,325台)
- - 輸入車: 170件(前年度比 -10件)、対象台数 640,253台(+164,076台)
この数字からも分かるように、国産車は前年に比べて件数や対象台数ともに減少しています。一方で、輸入車に限定すると、件数は減少しているものの、対象台数は増加しています。これは、輸入車にもリコールが発生する中で、リコールの重要性が国民に広まっていることを示しています。
対象台数が多かった主要リコール
発表された中で特に対象台数が多かったリコールについても触れておきましょう。以下の3件は、その不具合内容も含めて特に注目されます。
1.
ダイハツ タント 他 (計15車種)
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対象台数: 1,710,607
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不具合内容: 前部座席の取付けボルトの締付け不良により、走行中の振動でボルトが緩む恐れ。
2.
ホンダ N-BOX 他 (計8車種)
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対象台数: 1,556,855
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不具合内容: 排気ガス再循環装置の制御プログラム不具合により、走行中にエンジン停止の恐れ。
3.
ホンダ タクト 他 (計6車種)
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対象台数: 598,797
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不具合内容: クランクケースとミッションケースの製造工程不備により、ミッションオイル漏れの恐れ。
これらのリコール情報は特に車両安全に関わるものであり、ドライバーは注意深く確認し、必要に応じて点検や修理を行うことが大切です。リコールは消費者の安全を守るために欠かせない制度であり、正確な情報伝達が求められます。
問い合わせ先
国土交通省 物流・自動車局審査・リコール課リコール監理室へのお問い合わせは、電話(03)5253-8111(内線42361)で受け付けています。また、詳細なリコール情報については国土交通省の公式ウェブサイトにも掲載されていますので、ぜひご確認ください。
まとめ
リコールは、車両の安全性を保つための重要な制度です。国民の皆さんがリコール情報に注目し、自分の車が影響を受けていないか確認することが、より安全で安心なドライブライフを送る上で大切です。今回の速報を機に、車両の安全管理について再度見直してみることをお勧めします。