沖縄の豊かな文化を体感できる舞台が、国立劇場おきなわで開催されます。3月の公演では、琉球舞踊の魅力を存分に楽しむことができる多彩なプログラムが用意されています。
公演概要
この春、琉球舞踊の創作舞踊の世界が広がることに期待が高まります。日時は令和7年(2025年)3月15日(土)で、14時から開演されます。会場となる国立劇場おきなわ大劇場にて、一般料金は3,700円、友の会会員は2,960円、また、大学生等は2,000円、そして3歳以上高校生以下のお子様は1,000円で観覧できます。
公演の第一部では、第11回創作舞踊大賞で入賞した4作品を上演し、続く第二部ではこれまでの名人たちによって作り出された魅力溢れる舞踊作品が招待上演されます。どちらの部も、視覚的にも感情的にも心を打つ演出が期待されます。
沖縄芝居公演「東立ち雲」
続いて、令和7年(2025年)3月22日(土)と23日(日)には、沖縄芝居の公演「東立ち雲」が行われます。この作品は、島正太郎の手による琉球処分を巡る熱き男たちの物語を描いており、観客を歴史の渦に引き込みます。
廃藩置県による国の統一を目指す明治政府が琉球に介入し、かつての琉球王国の歴史が閉じられる様子が描かれます。特に、琉球国王・尚泰が東京に連れて行かれる場面や、明治の時代に反発して戦った亀川親方と宜湾親方の論争は、観客に深い感慨を呼び起こすことでしょう。こちらの公演も14時からの開演で、観劇料は一般4,000円、友の会3,200円、大学生等2,000円、また3歳以上高校生以下は1,000円です。
結び
この貴重な機会に、それぞれの作品が持つ独自の魅力を堪能することをお勧めします。沖縄の舞踊や芝居を通じて、歴史や文化に触れ、心の豊かさを感じるひとときをお楽しみください。詳細な公演情報は国立劇場おきなわの公式ホームページをご覧ください。新しい創造の形に触れ、沖縄の伝統を体感できる貴重なチャンスです。皆様のご来場を心よりお待ちしております。