猛暑対策に!甲子園審判に特別な冷却パック寄贈
厳しい夏の暑さが続く中、医薬品の流通を担うアルフレッサ株式会社が第107回全国高校野球選手権大会、通称「甲子園大会」の審判委員に向けて特製の冷却パックを200個寄贈することとなりました。この取り組みは、急増する熱中症のリスクを軽減し、審判が安全に試合を運営できるようサポートすることが目的です。
深部体温を下げる新しいアプローチ
皆さんは、手のひら冷却という手法をご存じでしょうか?これは近年の研究で明らかになった手法で、通常の冷却方法では不十分な深部体温の管理を効率的に行うことを可能にします。手のひらにはAVA(動静脈吻合)という特殊な血管があり、ここを冷やすことで体内の温度を下げることが期待できるのです。アルフレッサの冷却パックは、こうした科学的な根拠に基づいて開発されており、特定の温度(10〜15℃)を保持できるよう設計されています。これにより、試合中でも手軽に体温管理ができるのです。
特殊冷却パックの特徴
提供された冷却パックは、高度な温度管理技術を用いており、気温が30℃に達しても3時間以上、最適な冷却温度を保つことができます。また、家庭の冷凍庫で簡単に冷却できるため、準備の手間が少なく、利用する審判からは非常に好評を得ています。
これらのパックは、甲子園球場内にも設置され、審判たちは試合の合間に手軽に利用することが可能です。
寄贈の背景と目的
夏の甲子園は、毎年約670,000人もの観客が訪れる大イベントであり、決勝戦のテレビ視聴者数は約11,140,000人にのぼります。この大会は多くの人々に注目されるため、審判たちが新しい熱中症対策として手のひら冷却を実践する様子が伝えられることで、さらに多くの人々にこの手法が知られるようになることが期待されています。
アルフレッサは、医療やヘルスケアに携わる企業として、健康の維持・向上に貢献する活動を今後も続けていく考えです。
アルフレッサについて
1949年に設立されたアルフレッサ株式会社は、医療用医薬品や医療機器、検査試薬、介護用品、一般用医薬品などを取り扱っています。約1,000社のメーカーと連携し、病院や薬局、診療所に信頼できる製品を届けています。全国に170の拠点を持つネットワークを活かし、それぞれの地域の医療ニーズに応じたサービスを展開しており、今後も地域包括ケアシステムの構築を支援していきます。
さらに、医療現場の効率化を実現するための情報サービスやソリューションも展開しており、医療の質向上に寄与することを目指しています。