TGESが新たに取り組むデマンドレスポンスサービス
東京ガスエンジニアリングソリューションズ株式会社(以下、TGES)は、2026年3月からハイブリッド空調システム「スマートマルチ」を活用した新たなデマンドレスポンス(DR)サービスを開始することを発表しました。この取り組みは、朝日生命保険相互会社と協力し、朝日生命川崎ビルにおいて初めて導入される予定です。
デマンドレスポンスとは
デマンドレスポンス(DR)とは、電力需要と供給のバランスを保つため、需要側で電力の使用量を調節する取り組みです。特に再生可能エネルギーの利用が進む中、電力需給の調整はますます重要な課題となっています。電力を安定的に利用するために、経済産業省からもDRの取り組み状況の定期報告が求められています。
スマートマルチの特徴
「スマートマルチ」は、電気とガスを両方利用するハイブリッド空調システムであり、TGESはこのシステムを基盤にしてDRサービスを展開します。今回のサービスは、スマートマルチを自動で遠隔制御することで、電力需給のバランスを調整します。特別な設備導入や操作は不要で、快適な空調環境を維持しながら、電力使用の最適化を実現します。
具体的には、需要が減少する時間帯にはガス空調(GHP)を優先的に運転して電力を削減する「下げDR」、逆に電力が余っている時には電気空調(EHP)を優先させる「上げDR」を行うことで、需給バランスを調整します。これにより、企業は電力需給に応じた報酬を得ることができるため、経済的なメリットも期待できます。
環境への貢献
TGESは、このDRサービスを通じて、電力系統の安定化やCO2排出量の削減に寄与することを目指しています。「IGNITURE」と名付けられたこのソリューションブランドでは、法人のお客様向けにサステナブルかつスマートな事業運営を支援するための多様なサービスを提供しています。
未来の展望
今後もTGESは、脱炭素社会の実現に向けた取り組みを続けつつ、持続可能な発展に寄与するソリューションを展開していく計画です。2026年1月には、東京ビッグサイトで開催される「HVAC&R JAPAN2026」での共同出展を通じて、スマートマルチについて広く紹介する予定です。
私たちが快適に過ごす空間を支えるためにも、このような取り組みは重要であり、より良い未来を共につくり上げていくために欠かせないものとなるでしょう。