オフ・ブロードウェイの名作『TARRYTOWN』日本初演！壮大なミュージカルの魅力に迫る

オフ・ブロードウェイミュージカル『TARRYTOWN』が日本初演

日本の演劇界に新たな風を吹き込むオフ・ブロードウェイミュージカル『TARRYTOWN』が、2023年秋に日本初演を果たしました。本作は、アダム・ワクターによって脚本、音楽、歌詞が手がけられ、古典的な「スリーピー・ホロウの伝説」を基にした物語です。このミュージカルは、2017年にアメリカ・カリフォルニアで初演され、その魅力は多くの観客を魅了しました。

ジョニー・デップも魅了された物語

『TARRYTOWN』は、ジョニー・デップが主演した映画「スリーピー・ホロウ」やディズニーのアニメーション作品などでも知られている伝説を基にしています。この物語は、霧深い森に潜む首なし騎士が犠牲者を待ち続けるという不気味さと、イカボッドという高校教師が新たな生活をしようとする中で、彼の人間関係がもたらす葛藤を描いています。

日本公演の詳細

2025年3月、山梨県と東京都でロングラン公演が行われる予定です。山梨公演は、指定された2日間に「YCC県民文化ホール」で、東京公演は「浅草九劇」にて、約2週間にわたって上演されます。公演では、特に藤原和樹による翻訳と演出が光り、トリプルキャストによる多様な演技も見どころです。

文化推進の一環としての取り組み

新たな演劇文化を広めるために、TARRYTOWN実行委員会は独自の取り組みを実施しています。「ワンコインアフタートーク」では、観客と製作陣が作品について語り合う機会を提供し、作品の深みを探求します。また、「たいようホームシート」の協賛で、若者向けのユース席を500円という手頃な価格で設置しました。これにより、より多くの人々が舞台芸術に触れることができる環境を提供しています。

期待されるキャストと演出

今回の公演には、樋口祥久、高島健一郎、村上貴亮がイカボッド役を、武田莉奈や水野貴以がカトリーナ役、山野靖博らがブロム役を担います。それぞれのキャストが、この多面的なストーリーでどのような解釈を示すかに注目が集まっています。また、ピアノ演奏は中西司と横内日菜子が担当し、音楽性の深さを支えています。

誰もが楽しめる舞台に

『TARRYTOWN』は、観客にとっても新たな発見の場となることでしょう。ストーリーに潜む人間関係の複雑さや、驚きの展開が続く中で、誰もが共感できる瞬間があるはずです。このミュージカルは、ただのエンターテイメントに留まらず、心を揺さぶる体験を提供することを目指しています。

ぜひ、この機会に『TARRYTOWN』の世界観に触れ、実際に劇場でその魅力を感じてみてください。未来の日本のミュージカル文化を育む一端として、参加することをお勧めします。チケットも販売中ですので、早めに予約を！