美容鍼灸師の技術を競い合う全国大会、遂に始動

顧客参加型の美容鍼灸師競技大会が開幕

美容鍼灸の新たな挑戦『CALISTA PREMIO CHAMPIONSHIP 2025』が、2025年10月2日に予定されています。主催を務めるのは、渋谷区を本拠地とするカリスタ株式会社。今回の大会は、全国のCALISTAおよびC by CALISTAに所属する鍼灸師が一堂に会し、美容鍼灸の技術と接客スキルを競い合います。特筆すべきは、その審査が顧客参加型である点です。500人超の顧客が実際に施術を体験し、そのリアルな評価を受けることができます。

大会の背景

近年、美容鍼灸市場は急激に拡大し、全国の鍼灸院の数はこの10年で約33倍に達しています。この成長にあたっては、施術者や店舗ごとの技術や接客のばらつきが指摘されています。カリスタは、この課題を解決し、業界全体の顧客満足度を向上させるために、顧客視点を重視したコンペティションを開催する運びとなりました。この大会は、美容鍼灸を提供する全国の鍼灸師にとって、自己評価やスキル向上の場として大きな意義を持つことでしょう。

参加者と審査の内容

このコンペティションでは、実際のお客様や鍼灸専門学校の学生が審査員を務めます。顧客は施術を受けた後、技術や接客についてアンケートで評価を行い、その数は500名以上を予定しています。一方、専門学校生は見学や競技への参加を通じて、プロの技術と接客スキルを学ぶ貴重な機会となります。

さらに、競技内容には、施術の精度や顧客アンケートを含む他、片手での安全かつ正確な鍼の挿入技術を評価するスピード競技もあります。鍼灸師たちは、実践的な場で自己の技術を磨き、お客様との信頼関係を築く能力も試されます。

表彰制度と今後の展望

大会では、個人グランプリやベストチーム賞、テクニカル賞など、様々な部門での受賞者も決定されます。これにより、鍼灸業界には技術向上のためのインセンティブが与えられ、施術者たちは常にスキルを磨く姿勢を持ち続けることが奨励されるでしょう。

今後は全国約1万店舗の鍼灸院が参加できるオープン形式の大会へと成長させることが計画されており、業界の認知度を高め、技術の信頼性を向上させることが期待されています。これにより、カリスタは「鍼灸を癒しと感動を提供するホスピタリティ産業」と位置づけ、さらなる発展を目指しています。