極上ネタを味わう『豊洲市場発江戸前すし手帖』
世界の寿司文化の中心、豊洲市場から発信される新たな書籍『豊洲市場発江戸前すし手帖』が、この11月13日に発売されます。この書籍は、すしの魅力を余すところなく伝えるために、旬の魚やその産地、さらには見分け方を徹底解説しています。著者は築地市場の水産仲卸「濱長」での経験を持つ福地享子さんで、市場の現場から得た生の声を反映した内容が特徴です。
旬のネタとその見分け方
本書では、すし職人が推奨する魚や、その特徴を理解するためのデータをわかりやすくまとめています。たとえば、マグロ界の王様と呼ばれる「くろまぐろ」、歴史ある能登ブリの話や、ウニの魅力についても深掘りされています。各ネタに関する写真も豊富で、実際にすし店に足を運ぶ前に、どのようなネタがあるのか理解する手助けをしてくれます。
著者の確かな視点
福地享子さんは、1998年から築地市場で働き始め、その経験を基に一冊の書を仕上げました。市場という現場を知り尽くした著者の視点から、今のすし文化がどのように変わってきているかを語ります。ウニやカワハギなど、地元の食材の魅力も合わせて紹介されており、読者は新たな発見に満ちた体験を得ることができるでしょう。
すしの歴史に迫る
また、書籍の巻末には「江戸前すしアーカイブス」も収録されています。ここでは、江戸時代の握りずし誕生の背景から現代にかけてのすしの歴史を、浮世絵や写真を通じて楽しむことができます。すしの文化的意味を探ることができるのも、この本の魅力の一つです。
読者の声
発売前に試し読みをした読者の皆さまからも喜びの声が寄せられています。江戸時代にはあまり注目されていなかったマグロの話や、現代の豊洲市場と歴史的背景が結びつくことに興味を持たれる方が多いようです。特に、歴史と現代のすしを繋げる内容は、多くの人にとって新しい視点を提供しています。
まえがき
『豊洲市場発江戸前すし手帖』は、すし好きな方にはもちろん、あまり関心を持っていなかった方々にもその魅力を伝える一冊です。さあ、これを手に取って、豊洲の味わいを自宅でも、すし屋でも楽しみましょう!
書籍概要
- - 発売日: 2025年11月13日 (木)
- - 定価: 1,650円(税込)
- - 仕様: B6変型判/224ページ
- - 発行: 株式会社世界文化社
これを機に、旬のすしに舌鼓を打ち、豊洲市場の魅力を感じ取ってください。