未来を考えるワークショップ
2025-10-16 01:35:04

岡山大学が未来の社会課題解決を目指すワークショップを開催!

岡山大学が開催した「総合知ワークショップ」を振り返る



岡山大学は2025年9月22日、津島キャンパスの共創イノベーションラボ(KIBINOVE)にて、「総合知ワークショップ〜知の交差点、未来共創〜」を開催しました。このイベントには、大学の教職員や学生、自治体および企業の関係者たちが参加し、オンラインでのハイブリッド形式を採用しています。

総合知とは何か?



「総合知」は、自然科学と人文社会科学など多様な知識を融合させる新たな学問領域です。このプログラムは、社会の課題解決や未来社会の設計に寄与することを目的としています。これは第6期科学技術・イノベーション基本計画にも記載されており、持続可能で強靭な社会を構築するための貴重な指針としての見地を持っています。

ワークショップの内容



イベントは三村由香里理事の挨拶で開始され、その後、内閣府の藤田英睦上席政策調査員が総合知の理念について説明しました。また、岡山県真庭市をフィールドとした鳴海大典教授による、「カーボンニュートラルに向けた地域シナリオ」の事例紹介があり、地域住民との協働による脱炭素まちづくりへの取り組みが示されました。

次に、濱田麻友子所長が「環境DNA解析」といった先端技術を活用した海洋生物多様性モニタリングに関する研究を発表し、地域社会と海洋資源のつながりについての可能性を論じました。その後、大仲克俊准教授も久米南町での実践例をもとに、地域での若手実践者と研究者の共創を通じた新たな事業モデル構築について講演しました。

総合討論の意義



このワークショップでは、内閣府科学技術・イノベーション推進事務局の中山忠親上席科学技術政策フェローをファシリテーターとして迎え、産学官の参加者による活発な議論が展開されました。討論の中では、「自分事」として地域課題を考えるためにはボトムアップ型のアプローチが効果的であることが確認され、また大学がニュートラルな役割を果たす重要性も強調されました。

このように、参加者間での問題意識の共有が共創を生むことや、大学が社会とのインターフェースとして機能することの重要性についても話し合われました。最後に、宇根山絵美学術研究推進本部長が閉会の挨拶を行い、大学の知を社会に還元すべく今後も総合知を活用することを表明しました。

岡山大学の未来に向けた取り組み



今後も岡山大学は、文部科学省の「地域中核・特色ある研究大学強化促進事業(J-PEAKS)」の採択を受け、長期ビジョン2025の実現に向けて様々な戦略的活動を進めます。地域と世界をつなぐ新たな知の創出と社会課題の解決に向け、岡山大学の捗る取り組みにぜひご期待ください。

共創イノベーションラボKIBINOVE

詳細は、岡山大学の公式ページこちらを訪れてご確認ください。


画像1

画像2

画像3

画像4

画像5

画像6

画像7

画像8

画像9

画像10

画像11

画像12

関連リンク

サードペディア百科事典: 岡山大学 環境問題 総合知

トピックス(その他)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。