JALと東京大学生産技術研究所、10周年記念の飛行機ワークショップ開催
日本航空株式会社(JAL)と東京大学生産技術研究所(東大生研)が共催する「飛行機ワークショップ」が、2025年で10周年を迎えることになりました。全国の中高校生を対象に実施されるこのワークショップは、次世代を担う人材の育成を目的としています。
この特別な年を祝うために、JALの取締役会長である赤坂祐二氏と東京大学の総長である藤井輝夫氏による記念対談も行われ、2025年12月下旬から東大TVで配信予定です。この対談では、これまでの10年間の歩みを振り返るとともに、より良い未来を築くためのSTEAM教育に対する期待や、次世代育成にかける思いについて話される予定です。
ワークショップの内容
「飛行機ワークショップ」は、学生たちが航空分野に触れる実践的な機会を無償で提供し、実際の飛行機を教材として利用します。特に「現地・現物・現人」に重きを置き、最先端の技術が融合した飛行機に直接触れることで、社会での技術や課題解決がどのように結びつくかを学ぶことができます。このプログラムは、STEAM教育(科学、技術、工学、芸術、数学)を実践し、自らの未来を考えるための貴重な経験となります。
ワークショップは2日間にわたり、1日目はJALの航空機整備センターで行われ、整備士が学生たちに知識を提供します。2日目には、東京大学生産技術研究所(駒場リサーチキャンパス)で、教授たちからの講義が展開されます。1日目で得た知識を2日目に統合することで、学生たちはより深い学びを得ることができるのです。特に、今年のワークショップでは、発起人である赤坂氏が直接参加し、学生たちにとっても貴重な機会となりました。
今後の展望
JALと東京大学は、10周年を契機としてワークショップを今後も継続的に実施し、次世代を担う人材育成に向けた取り組みを強化していく意向を示しています。社会をリードする人材を育成するための努力は、今後も続けられ、STEAM教育の広がりに寄与することが期待されます。
さらに、東大TVにおける記念対談は、東京大学の150周年記念イベントとしても位置づけられており、より多くの人々にこの取り組みが知れ渡ることを目指しています。
未来を担う子どもたちにとっての貴重な学びの場、「飛行機ワークショップ」。まさに次世代育成の一歩として、これからも多くの人に愛されるイベントであってほしいものです。