e-メタン試験設備公開
2026-04-20 10:54:48

次世代燃料e-メタンを実現するメタネーション試験設備を初公開

次世代燃料e-メタンを製造する試験設備が公開



大阪ガスとINPEXの連携により、次世代燃料「e-メタン」の製造を可能にするメタネーション試験設備が、遂にメディアに公開されました。この試験設備は2026年2月から実証運転をスタートし、家庭用ガス消費量にして年間約1万戸分のガスを生産できる能力を持っています。これは、カーボンニュートラルに向けた大きな一歩です。

e-メタンとは何か?



「e-メタン」とは、空気中の二酸化炭素(CO2)や工場、下水から排出されるCO2を利用して、水素と反応させることで生産される未来の都市ガスです。燃焼時にはCO2を排出しますが、製造過程で同量のCO2が再利用されるため、実質的にカーボンニュートラルなエネルギー源となります。さらにこのe-メタンは、従来の都市ガスと同様の成分のため、既存のインフラ(配管や家庭用器具など)をそのまま使え新たな設備投資が不要です。これにより、カーボンニュートラル化を進めることが容易となります。

大阪ガスでは、2030年度までに都市ガス供給にe-メタンを1%導入する目標を掲げています。

メタネーション試験設備の詳細



メタネーション試験設備は、原料供給システムやメタネーションプロセス、ユーティリティー設備などから成り立っています。この設備では、新潟県の長岡鉱場で分離・回収したCO2を集約し、実際にe-メタンを製造しています。試験運転では、目標としていたメタン濃度96%のe-メタンの生成に成功しました。一部はINPEXの天然ガスパイプラインに送り込まれています。

これからの課題として、大規模化に向けた技術のスケールアップや触媒の耐久性を含む実証データの収集が重要です。メタネーションに関する技術開発が進めば、より効率的なカーボンニュートラル社会の実現が期待されます。

企業の展望



大阪ガスの執行役員である幡中宣夫氏は、都市ガスのカーボンニュートラル化を実現するための取り組みを重視し、本実証における最大の目標は、エンジニアリングデータの収集や独自に開発した触媒の評価であると述べています。また、INPEXの執行役員である落合浩志氏も、今後の技術開発を通じて低炭素社会の実現に貢献すると強調しています。

カーボンニュートラルに向けた道のり



Daigasグループは、カーボンニュートラル社会の実現に向けた「エネルギートランジション」の方針を実践しています。石炭や石油をカーボンニュートラルなエネルギー源へ変換し、2030年までに低炭素化を進めるための取り組みを行っています。例えば、e-メタンやバイオガスを取り入れることで、熱エネルギーの供給を変えていくことを目指しています。これにより、お客様のニーズに合わせたエネルギー利用が実現され、持続可能な社会の実現に寄与します。

おわりに



今回のメタネーション試験設備の公開は、次世代燃料e-メタンの実現に向けた重要なステップとなります。これからも大阪ガスとINPEXは協力し、メタネーションによる都市ガスのカーボンニュートラル化に向けた取り組みを進めていくことでしょう。新しいエネルギーの未来に期待が膨らみます。


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