岡山大と益田市の連携
2025-06-03 23:56:22

岡山大学が益田市と協力しスマート・ヘルスケア事業を推進

岡山大学、益田市との新たな連携を発表



2025年5月27日、国立大学法人岡山大学は益田市役所にて「第2次益田市スマート・ヘルスケア推進事業に関する協定書」の締結式を行い、地域におけるスマートヘルスケアの取り組みを強化することを発表しました。この協定には、岡山大学の那須保友学長、益田市の山本浩章市長、そして公益社団法人益田市医師会の大畑力会長が参加し、地域の健康問題に取り組む姿勢が示されました。

スマート・ヘルスケア推進事業の背景



岡山大学と益田市の提携は、令和2年に締結された協定に基づいています。その目的は、益田市における健康課題、特に脳卒中の発症を予防することです。市民が利用するデジタル家庭用血圧計から得られるデータを、岡山大学の神田秀幸教授(公衆衛生学)が解析し、健康管理の手法を確立するための研究が進められています。

新たな協力体制の構築



この度の協定書の締結は、益田市医師会を新たに迎え、3者が共同で健康データを長期的に収集・分析することを目指しています。那須学長は、協定締結後の挨拶で、デジタル技術を駆使して地方が主役となる「デジタル田園都市国家構想」に貢献していく意義を強調しました。彼は、研究成果が益田市のみならず、日本全体の健康意識の向上に寄与することを信じて疑いません。

偉人・秦佐八郎とのつながり



なお、締結式に先立ち、那須学長は益田市立秦記念館を訪問しました。ここには、岡山大学の前身にあたる岡山第三高等学校医学部を卒業した偉人・秦佐八郎博士に関する資料が数多く展示されています。秦博士は、ドイツでの留学中に世界初の化学療法薬開発に成功した人物であり、岡山大学の医療および研究の発展における重要な人物です。那須学長は、秦博士の遺志を受け継ぎ、地域に貢献する大学としての使命の重要性を語りました。

岡山大学の今後の取り組み



岡山大学は、地域中核の特色ある研究大学として、医療や公衆衛生の分野で最前線の研究を推進し、地域社会の健康と持続可能な開発に寄与していきます。これからの協力がどのような成果をもたらすのか、期待が寄せられています。地域に密着し、市民の健康を守るための新しいステージに向けたスタートを切ったこの取り組みにご注目ください。

お問い合わせ



この取り組みに関する情報は、岡山大学病院や益田市役所の公式サイトからも確認できます。ケアと研究を通じて健康を守る岡山大学の今後にご期待ください。


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