今江大地主演のコメディ舞台『CASH ON DELIVERY』プレビューレポート

舞台『CASH ON DELIVERY』プレビュー公演レポート

今江大地が主役を務めるコメディ舞台『CASH ON DELIVERY』のプレビュー公演が迫っています。この作品は、イギリスの脚本家マイケル・クルーニーによる名作で、見事にウソと勘違いが絡まり合うストーリーによって、観客を腹抱えさせること間違いありません。

稽古の様子

最近行われた稽古では、キャストたちが役柄に没入し、セリフや動作、表情について細かくチェックしていました。演出を担当する林氏がキャラクターの心情や関係性をよりリアルに伝えるため、実際に演じながら指導する姿が印象的でした。今江が演じるエリックは、周囲を騙しながら巻き込んでいくキャラクターであり、そのギャップが観客に強烈な笑いをもたらします。

松本幸大はエリックに振り回されるノーマンを、お茶目でチャーミングに演じます。一方、古畑奈和はエリックの妻リンダの混乱や怒りをしっかりと表現し、役作りに取り組んでいます。稽古に参加した佐藤匠、田野聖子、我膳導、栗原樹、清水順二もそれぞれ独自のキャラクターを持ち込み、個性豊かなパフォーマンスを展開しました。

キャストの意気込み

稽古後、キャストたちの張り詰めた思いを聞いてみました。今江は自身が演じるエリックの重要性を強く感じており、「物語の進行役としての責任を感じながらも、その楽しさを大事にしたい」とコメント。

松本は「稽古5日目での通しは、キャスト全員が仕上がってきた証だと思う」と手応えを語り、古畑は観客がどこで笑うのか想像するのが楽しみだと語りました。

また、栗原樹は様々なキャリアを持つ仲間たちと共演できることの嬉しさを話し、田野は「誰かのために全力で演じること。それが悲劇であっても、面白さを根底に持っている舞台にしたい」と意気込みを見せました。清水は、制作陣やキャストの高い意識が作品のクオリティを支えると確信し、林演出は「全キャストのモチベーションの高さに感謝している」と信頼を寄せています。