TBWA HAKUHODOの伊藤裕平氏が『Dubai Lynx 2025』審査員に就任

伊藤裕平氏がDubai Lynx 2025の審査員に選出

TBWA HAKUHODOのデザイン部門を牽引する伊藤裕平氏が、2025年の「Dubai Lynx」の審査員に選ばれました。このコンクールは、中東と北アフリカ地域のクリエイティブな表現力を評価する重要なアワードであり、カンヌライオンズの姉妹イベントとして知られています。彼の選出は、彼自身のクリエイティブな業績を反映しており、多くのブランドの拡大に寄与してきた彼の実力が証明されています。

Dubai Lynxとは？

Dubai Lynxは、MENA地域で最も権威あるクリエイティブ・コミュニケーションアワードで、多様なカテゴリーでの優れた作品が表彰されます。伊藤氏はこのアワードのDesign and Industry Craft部門で、他の優れたクリエイティブとともに数多くの作品を評価します。特に、デザインの進化と成長を支えることがこのアワードの目的の一つです。

伊藤裕平氏の経歴と受賞歴

伊藤裕平氏は、これまでに数多くの国内外の受賞歴を持ちます。Cannes Lionsのデザイン部門で金賞を受賞するなど、彼のデザイン力と発想力は高く評価されています。また、Campaign Brief Asiaのクリエイターランキングでは1位を獲得し、2021年にはCampaign誌から「Japan Creative Person of The Year」に選出されました。

彼は、自身のデザイン哲学を基に、多くのブランドで広告のあり方を変えてきました。このような背景から、彼がデザインの価値や美しさを十分に理解し、それを基に作品を選出する審査員としてふさわしいとされています。

デザインの意味と審査への意気込み

伊藤氏は自身のクリエイティブなアプローチを、尊敬するデザイナー、ブルーノ・ムナーリの言葉に重ねています。「完璧さとは美しいが愚かでもある」という彼の言葉は、デザインにおける新しい視点を提示しています。彼はこの理念を持って、多くの作品の中から最も勇敢で成長ポテンシャルの高い作品を選ぶことを目指しています。

「MENA地域だからこそ生まれる充実したデザインとクラフトに出会えることを心から楽しみにしている」と語る伊藤氏。彼の言葉からは、デザインを通じての自己成長や、地域のクリエイティブ産業への期待が感じられます。

TBWA HAKUHODOについて

TBWA HAKUHODOは、2006年に博報堂とTBWAワールドワイドのジョイントベンチャーとして設立されました。独自の「DISRUPTION®」メソッドを駆使し、質の高いクリエイティブ・ソリューションを提供しています。このメソッドは、既成概念に捉われず、新たな視点を持ち込むことで、クライアントのビジネスに革新をもたらします。

伊藤裕平氏の活躍は、TBWA HAKUHODOのブランド価値の向上にも寄与しており、今後の彼の活動から目が離せません。