欧州発の新舞台芸術が日本で 펼쳐る
イギリス・ロンドンを拠点とする91 Degrees Theatreが、2025年1月18日と19日に東京目黒で実験公演『織 - Ori -』を上演します。この作品は、日本の古典文学『源氏物語』にインスパイアされたもので、フィジカルシアターの形式を用いて表現されます。
源氏物語を基にした愛憎劇
作品は、葵上と六条御息所という二人の女性の複雑な思いを描いています。光源氏という男性を挟んだ彼女たちの関係の葛藤を、言葉ではなく動きや音楽で表現します。セリフを一切使用せず、その代わりに繊細な身体表現がストーリーを語るのです。
舞台の設定は、伝統的な和室です。これは、イギリスでの様々な公演スタイルを反映したもので、教会や美術館といった場所を利用する傾向が広まっています。和室という特異な空間が、ヨーロッパの現代芸術と日本の伝統を見事に融合させ、全く新しい体験を生み出します。
作品の魅力
本公演では、ダンスやマイム、さらにはサーカス技術などを取り入れた多様な身体表現が行われます。作品においては、緻密な動きと音楽、光と影、さらには香りまでが一体となり、観客に深い感動を呼び起こします。
物語の中心にあるのは、愛、階級、立場、そして孤独といったテーマです。二人の女性の運命が舞台上で絡まり合い、互いの想いが糸のように紡がれ、最終的には何か新しい形を生み出す過程は、観客に多くの考察を促すでしょう。
公演概要
2025年1月18日(土) 19:30~20:30
2025年1月19日(日) 14:00~15:00 / 17:00~18:00
東京都目黒区勤労会館 和室(目黒区民センター内)
価格は500円。事前予約が必須です。チケットは
こちらから予約。
87 Degrees Theatreの挑戦
87 Degrees Theatreは、日本の伝統と現代文化を融合させ、海外に発信することを目指している劇団です。設立間もない彼らは、観客の期待に応えるべく多様な表現手法を模索しています。この日本公演を通じて、観客からのリアルな反応を得ることで、作品全体に新たな深みを持たせたいと考えています。
この機会に、欧州と日本の文化が交わる新しい舞台『織 - Ori -』を是非お見逃しなく。あなたの心に響く、感動的な瞬間が待っています。