ウールと繊維製品の未来を考えよう
2025年11月14日(金)、東京都立産業貿易センター浜松町館にて、ウールに関連したセミナーが開催されます。このセミナーは、日本羊毛産業協会(JWIA)が主催し、経済産業省と連携して行われるもので、繊維製品の情報開示ガイドラインに対するウールの役割がテーマです。
セミナーの概要
セミナーは午後1時から始まり、会場には13時30分から入場できます。参加形式はハイブリッドとなっており、会場には120名が直接参加できるほか、オンラインでの参加も可能です。参加費は無料で、会場参加者にはウールの靴下がプレゼントされる特典も用意されています。
プログラム内容
セミナーは二部構成となっており、1部では経済産業省の篠原諒太氏が「繊維産業の現状と政策」について講演を行います。サステナビリティへの対応を中心に、現在の産業の状況を深く洞察できる貴重な機会です。
続く2部ではウール業界からの提案が行われ、The Woolmark Companyの西沢智裕氏、日本毛織株式会社の田先慶多氏が、「繊維製品の情報開示ガイドラインに対してウールができること」と題し、ウールの特性や多様な可能性を紹介します。キーメッセージは「地球が深呼吸する素材、ウール」とし、環境への配慮や快適性を兼ね備えた素材の重要性について語ります。
展示コーナー
また、セミナー会場内には展示コーナーも設けられています。ここでは、土壌や海洋の生分解実験の結果や、ウールの機能性を体感できる展示があり、一般参加者も自由に見学することができます。実際にウールの魅力を体験しながら、各種データや機能性に触れられる貴重な機会です。
特徴
本セミナーはTokyo Textile Scope(TTS)展と同時開催されます。TTS展では最新の素材動向が一堂に会するため、セミナー参加者は効率よく情報を収集することができます。特に、サステナビリティ推進部門や商品企画、素材調達、マーケティング部門に携わる方々におすすめです。
参加のメリット
1.
情報開示義務への実践的対応:経産省の担当者から直接解説を受けられるため、実務に即した情報を得ることができます。
2.
サステナブル素材の具体的データ:環境負荷低減に関する定量的データやウール製品の性能についての情報を深く学べます。
3.
ビジネス機会の創出:環境への配慮と商業的文脈での素材提案について知見を広めることができます。
4.
テキスタイル最新動向の把握:業界の最新トレンドを迅速にキャッチアップできます。
参加方法
参加希望者は、専用のWEBフォームから申し込みが可能です(オンライン参加も可)。申込期限は11月10日(月)となっているため、早めの手続きをおすすめします。
本セミナーに関する問い合わせは、日本羊毛産業協会まで。電話やメールで気軽に情報を得られます。
このセミナーを通じて、ウールが持つ可能性を再発見し、未来の繊維産業の方向性を見極める貴重なチャンスです。ぜひご参加ください。