LIFULLが掲げる新たな可能性に向けて
株式会社LIFULLは、「あらゆるLIFEを、FULLに。」を企業メッセージに掲げ、社会課題の解決に取り組むソーシャルエンタープライズです。この度、LIFULLは全従業員を対象とした生成AI人材指標「LIFULL AI Compass(LAIC)」を開発し、AIを活用した業務改善による生産性向上と事業成果の創出を目指す新たな施策を打ち出しました。
LAICの目的と背景
LIFULLは、既に2025年12月には96%の従業員が生成AIを活用して、約50,000時間の業務時間を創出するという成果を収めています。その背景には、AIに関する高度な知識を持つシチズンデベロッパー(CD)制度の導入があります。CDは、エンジニアではない業務現場の社員が生成AIやノーコード/ローコードツールを使い、自ら業務を改善する役割を担っています。
LIFULLでは、単にAIを使うことにとどまらず、それを使ってどのように業務を進化・革新させるかという次のステップに移行することを重要視しています。これにより、社内のモニタリング体制を整え、AI活用の進捗を可視化することが期待されています。
LAICの構成と活用法
LAICは、従業員の生成AI活用度をスコアリングし、育成するためのプログラムです。非エンジニア向け(Lv.1〜5)とエンジニア向け(Lv.1〜6)の二つのバージョンがあり、それぞれに特化した育成プログラムが用意されています。
この指標では、全従業員の生成AI活用度を定期的に測定し、育成の効果を確認するサイクルを構築しています。具体的には、Lv.3以上の高い活用度を示す人材をCD候補として選出し、実務を通じて生み出した成果を元にCDとして認定する仕組みを取り入れています。これにより、現場の知識を生かした人材をより効果的に育てることが可能になります。
CD BOOST CAMPプログラム
また、LIFULLでは「CD BOOST CAMP」と呼ばれる特別な育成プログラムも実施しています。このプログラムは、CD候補者が短期間で実務レベルの変革リーダーへと成長することを目指し、実際の業務に基づいた課題を扱いながら、AIを利用した業務改善の設計から実装、効果測定に至るまでの一連の流れを体験します。
このプログラムを経て実績を上げた受講者は、業務の削減効率が31〜88%に達し、従業員の業務効率化に具体的な成果をもたらしています。
LIFULLの未来の展望
LIFULLは、2026年度内にCD制度を100名規模に拡充し、部門を超えたナレッジの共有を進めることで、さらなる業務改善と生産性の向上を図っていく考えです。エンジニア向けの育成プログラムも順調に展開し、AIプロダクトの開発力を強化する予定です。
このようにして、LIFULLは「業務改善による生産性向上」と「AIプロダクト開発による業界への貢献」を両立させ、未来の不動産業界におけるAIリーディングカンパニーとして、あらゆるLIFEをFULLにする未来を実現していくことでしょう。