GSaaS連携強化
2025-06-20 08:34:21

インフォステラとCONTEC、GSaaSでの連携強化へ戦略提携を締結

インフォステラとCONTECによる新たな業務提携



株式会社インフォステラと韓国のCONTEC社は、周回衛星向けのGround Segment as a Service(GSaaS)の領域で業務提携を結びました。この協力覚書(MoU)は2025年に韓国で開催される国際宇宙シンポジウムの際に正式に締結され、両社のGSaaS機能強化のための基盤が築かれました。この提携を通じて、官民を問わず、衛星事業者のニーズにより的確に応えることが目指されています。

提携の意義


インフォステラの代表取締役、倉原直美氏は、この提携がアジア太平洋地域を中心としたグローバル市場において、より強固で拡張性のあるGSaaSエコシステムの構築を進展させると述べています。具体的には、両社の地上局ネットワークを統合することで、世界中の衛星事業者が持つ多様なニーズに一層柔軟に対応することが可能になると期待されています。

一方、CONTEC社のCEOであるSunghee Lee氏も、インフォステラとの提携を非常に重要な一歩と捉えています。両社の専門性を融合させることで、より機動的で信頼性の高い地上局サービスを供給し、衛星事業者へのサービス向上が見込まれます。

今後の展開


両社は今後、継続的な協業や新たな共同プロジェクトを進めるため、戦略的な枠組みを強化し、GSaaS市場での機能向上と拡大に力を入れていく方針です。この連携は、アジア太平洋をはじめとしたグローバル市場において、GSaaSの提供を強化する明確な手段であると位置づけられています。

インフォステラの重要なサービス



インフォステラは、且つての衛星運用ビジネスの複雑さを解消するために、クラウドプラットフォームStellarStationを通じて、地上局ネットワークの仮想化を実現しています。このプラットフォームは、柔軟性と拡張性を兼ね備えており、顧客が一度の設定で、世界中の地上局にアクセス可能となる仕組みを持っています。

また、地上局を運営するための必要な業務サポートを通じて、顧客が新しいビジネスに取り組む上でのミッション開発やサービス改善を力強く支援。フルサポート体制を整えています。

さらに、インフォステラは北海道・大樹町に高度な通信インフラを備えた地上局を運用しており、信頼性の高いサービスを提供しています。今後は中部や南部地域への拡大も進めており、日本国内でのプレゼンスのさらなる向上を目指しています。

CONTEC社の展望



CONTEC社は、地上局設計・運用や衛星画像解析を手掛け、2025年には創立10周年を迎えます。3つの子会社と連携し、宇宙産業における垂直統合体制を確立し、さらなるイノベーションを追求しています。新しい地上局の設置や光通信を基盤としたデータ受信インフラの構築を通じて、未来の宇宙産業に対して革新をもたらそうとしています。

両社の提携が、より良い宇宙サービスの実現に向けた新たな一歩となることを期待しています。これからの動きに注目です。


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