業務連携の背景
近年、IT資産の複雑化が進み、企業が利用するアプリケーションやサービスが多様化される中で、セキュリティリスクの管理は一層困難になっています。この背景の下、特にソフトウェア開発においては、開発初期に脆弱性を把握する手法「シフトレフト」や、開発とセキュリティを統合する「DevSecOps」の重要性が増しています。しかし、多くの企業にとって、これを実現するための専門知識や運用体制の整備が大きな課題となっています。
このような状況を受け、EGセキュアソリューションズ株式会社(以下、EGセキュアソリューションズ)とIssueHunt株式会社(以下、IssueHunt)は、国内の企業が直面するセキュリティ課題に対処するため、DevSecOps支援に関する業務連携を決定しました。両者は、最新のセキュリティ対策を講じ、支援体制を強化します。
業務連携の概要
この業務連携では、EGセキュアソリューションズの豊富なノウハウと運用サポートに、IssueHuntが提供するアプリケーションセキュリティポスチャー管理(ASPM)ツール「Baseline」を組み合わせて、DevSecOpsの構築から運用まで全面的にサポートすることが可能となります。
具体的には、Webアプリケーションやソースコード、SBOM、CSPM、コンテナなどに関して、網羅的かつ継続的な脆弱性スキャンを実施し、発見された脆弱性のトリアージから修正案の提供まで一貫した支援を行います。
連携記念セミナーの開催
業務連携およびASPMツール「Baseline」のリリースを祝うべく、2025年3月3日(月)にセミナーを開催します。セミナーの前半では、EGセキュアソリューションズの取締役CTO、徳丸浩氏が登壇し、DevSecOps導入による企業の競争力向上について解説します。後半では、IssueHuntの取締役社長、横溝一将氏による講演があり、日本におけるプロダクトセキュリティの課題とASPMツール「Baseline」の概要についてお話しいただきます。
開催日時
- - 2025年3月3日(月)18:00 – 20:30(17:45開場)
開催場所
- - FinGATE KAYABA 東京都中央区日本橋茅場町1丁目8-1 1F
- - (オンライン配信によるハイブリッド開催)
登壇者
- - IssueHunt株式会社 代表取締役社長 横溝 一将
- - EGセキュアソリューションズ株式会社 取締役CTO 徳丸 浩
参加費
定員
- - オフライン:30名程度(抽選)
- - オンライン:100名程度
対象者
- - 企業のセキュリティ担当者
- - セキュリティエンジニア
- - ソフトウェアエンジニア
申込URL
コメント
IssueHunt株式会社 代表取締役社長 横溝一将
EGセキュアソリューションズ社との連携を発表できて嬉しく思います。この連携は、P3NFESTでの徳丸様の基調講演をきっかけに実現しました。IssueHuntを通じて、企業の脆弱性対策をサポートし、リスクを最小化する重要性を再認識しています。私たちのASPMツール「Baseline」は企業の情報資産のリスクを可視化するツールですが、効果的な運用には専門知識が必要です。この連携により、より広範な領域でのDevSecOps支援が可能になります。
EGセキュアソリューションズ株式会社 取締役CTO 徳丸浩
コロナ禍によって、企業はDXを競争力の源泉とし始めました。DevSecOpsは、自動化された脆弱性診断だけでなく、運用においても重要です。私たちは脆弱性診断などを通じてセキュアな開発を支援してきましたが、DevSecOpsによる開発とセキュリティの統合には課題も見受けられます。この取り組みを通じて、日本のソフトウェア開発の安全性と競争力向上に貢献していきたいと考えています。
プロダクトセキュリティ統合管理サービス「Baseline」について
日本発のASPMツール「Baseline」は、自社のプロダクトの脆弱性を統合的に管理し、リスクの全体像を把握することができます。さまざまな脆弱性情報を一元管理し、運用工数を削減する自動トリアージ機能を備えており、セキュリティチームの負担を軽減します。また、導入も簡単で、主要プラットフォームとスムーズに連携できます。
結論
EGセキュアソリューションズとIssueHuntの提携により、企業のDevSecOps実現に向けた新たな支援体制が整いました。業務効率化やリスク低減を追求する企業にとって、今後の展開から目が離せません。