未来のアスリートを見つける!J-STARプロジェクト
2024年パリオリンピックに向けて、期待の新たな才能が待望されています。そのための鍵となるのが「J-STARプロジェクト」です。このプロジェクトは、独立行政法人日本スポーツ振興センター(JSC)が中心となって進められており、未来のアスリートたちを発掘することを目的としています。
J-STARプロジェクトとは
J-STARプロジェクトは、2017年度にスタートし、オリンピックやパラリンピックなどの国際競技大会に向けた選手の発掘を行っています。日本スポーツ庁や日本スポーツ協会、日本オリンピック委員会、日本パラスポーツ協会など、各種の団体が連携し、高みを目指す新たな才能を見込んでいます。このプロジェクトは、特に若い世代にスポーツの可能性を広げることを目的としており、「みんな可能性のかたまりだ」というキャッチフレーズのもと、スポーツに対して真剣な気持ちを持った若者に道を示しています。
現在、J-STARプロジェクトは、パリ2024オリンピック競技大会の日本代表選手を目指す新たな選手を募集しており、6月16日から受付が開始されました。特に、アスリートパスウェイシステム(APS)に登録された選手が対象となります。
アスリートパスウェイシステム(APS)の活用
APSは、アスリートとして成長するための履歴書ツールであり、誰でも無料で参加することができます。このシステムに登録すると、自身の成長記録を蓄積し、全国の他のアスリートと比較することができます。また、中央競技団体はAPSの機能を活用し、有望な選手をスカウトすることが可能となります。
選考は匿名で行われるため、個々の選手が公平に評価される仕組みになっています。自分では気づかなかった潜在能力が見つかるかもしれず、体験したことのない新しい競技と出会うことができるのです。
J-STARプロジェクトの流れ
プロジェクトに参加するためには、以下のステップを踏む必要があります。
1.
APSアカウントの作成: アスリートとして活動したい人は、まず自身の情報を登録します。スカウト希望者は、設定も行います。
2.
データ選考: 中央競技団体がスカウト希望者の情報を確認し、選考を行います。
3.
発掘プログラムへの参加: 選考を通過した選手は、競技に応じたプログラムに参加し、より深い評価を得るチャンスがあります。
4.
強化プログラムへの進出: 適性が認められた選手は、強化プログラムに進むことができます。
このようにJ-STARプロジェクトは、新たな才能を発見し、選手たちを支援するためのさまざまな機会を提供しています。特に2024年のパリオリンピックでは、このプロジェクトから多くの日本代表選手が輩出されることが期待されています。
未来のアスリートを引き出すために
2023年度からは、ほかの競技団体がAPSのスカウト機能を活用し、次世代のアスリートを見つけ出すプロセスが加速しています。アスリートには、スポーツにおける潜在的な能力を引き出すチャンスが与えられ、皆が平等に可能性を追求できる環境が整っています。
新たな未来を目指し、自らの道を切り拓いていく挑戦者たちの姿が、やがて世界を舞台に輝く姿へとつながることでしょう。スポーツに興味がある方は、ぜひこの機会にJ-STARプロジェクトに参加してみてはいかがでしょうか。