アイエスエフネットが実施したワークライフバランス調査の意義と結果
2024年度版のITインフラエンジニアを対象としたワークライフバランスに関する意識調査が、株式会社アイエスエフネットによって実施されました。調査は2,677名の従業員を対象に行われ、現在の仕事と生活のバランスや満足度を多角的に分析しました。
アイエスエフネットの健康経営への取り組み
同社は「健康の追及」をスローガンに掲げ、従業員が心身ともに健康で充実した職場環境が整えられることに努めています。具体的には、育児や介護のための休業制度や、失効有給の積立制度、短時間勤務や在宅勤務の導入など、多様な働き方の奨励が含まれています。これにより、ワークライフバランスの向上を図り、従業員一人ひとりが安心して働ける環境を目指しています。
調査結果のまとめ
1. 現在のワークライフバランスへの意識
調査によると、仕事と生活のバランスを0〜10の11段階で評価した結果、最も多いのは「5」という回答で、これはバランスが取れていることを示しています。実際に、その35.9%がワーク寄りであることが判明しています。一方で、ワークライフバランスに対し満足と感じる従業員も多く、「残業が少ない」「有給休暇が取れる」などのポジティブな意見が寄せられました。しかし、負の側面もあり、「仕事のことを退勤後や休日に考えてしまう」「突発的な業務が多くプライベートの予定が立てづらい」との声もありました。この結果を受けて、同社は業務効率化を進めようとしています。
2. 業務形態に関する満足度
調査では、ハイブリッド勤務を主体とする従業員が48.7%、出社のみが36.8%、在宅勤務が14.5%でした。ハイブリッド勤務を行う従業員は比較的高い満足度を示しましたが、在宅勤務者は「コミュニケーションの難しさ」を指摘し、出社勤務者は「休暇の取得がしにくい」という意見が多数寄せられました。同社では、勤務形態に応じて特化したサポートを強化し、働く環境の改善に努めていく方針です。
3. 管理職志向
管理職に対して「就きたい」と考える従業員は約48.9%となっており、その一方でワークライフバランスとの両立への不安も声が上がりました。特に管理職業務の具体像が見えにくいとの意見もあり、今後は必要なスキルや業務内容を明確にし、挑戦意欲を高めるための施策が求められています。
まとめ
アイエスエフネットは、従業員のワークライフバランスの向上を図りつつ、健康経営についても高く評価される企業です。調査を通じ、今後も柔軟な働き方を考慮しながら、新たな制度改革を進め、誰もが安心して働ける職場を構築していくことを目指しています。また、健康経営の優良法人としての認定も続けており、今後も注目される企業であることは間違いありません。