座・高円寺が描く新たな舞台芸術の未来
2026年度、杉並区立杉並芸術会館「座・高円寺」が新たな一歩を踏み出します。新指定管理者として合同会社syuz’genが運営を開始し、同劇場は「すべての人の文化創造拠点」として再出発します。この新たな運営方針のもと、2026年度のラインアップが発表されました。
2026年度の主催プログラム
今年の注目プログラムは、アーティスト梅田哲也による新作パフォーマンス『空洞』の上演です。これは、劇場の歴史を再構築する試みと位置付けられ、4月29日から幕を開けます。また、国際共同製作である劇団温泉ドラゴン×劇団国道58号線の作品『長生炭鉱ー生きたかった』も6月中旬に予定されています。加えて、シライケイタの代表作『夏の夜の夢』や、アジア圏と日本のアーティストによるアートキャンプも計画されています。
地域文化への貢献
座・高円寺は、優れた舞台芸術の鑑賞体験の質を高め、区民文化活動の支援を通じて地域の芸術文化の振興に努めています。また、演技訓練プログラム「座・高円寺 演技アカデミー」の修了上演も2027年2月に予定されており、次世代の舞台芸術人材の育成にも力を入れています。
新サービスと施設リニューアル
劇場内のカフェは新たに「まぁるいカフェ」と名称を変更し、4月9日に再オープン予定です。このカフェでは、引き続き地域の食材を使用したメニューを楽しむことができます。また、毎月第三土曜日に開催される「座の市」は「劇場前マルシェ」として生まれ変わり、地域とアートをつなぐ新たなイベントが楽しめます。
シライケイタ芸術監督のヴィジョン
芸術監督のシライケイタ氏は「誰も切り捨てられない世界」の実現を目指し、劇場をオープンなコミュニティの場として位置づけています。多様性を尊重した場作りや、戦争とは無縁な世界を志向する姿勢が明らかにされています。具体的な施策として、「インクルージョン」を掲げ、あらゆる人が共に楽しむことができる劇場環境を創出します。
さらに、国際的な交流を深め、杉並区の文化的発展を推進する意向が強調されています。様々な国々との対話の場を提供することで、文化の架け橋となることを目指しています。
まとめ
座・高円寺は、2026年度に向けて新たな挑戦を続け、高い水準の舞台芸術の創造・上演を行います。地域に根ざした文化活動の拠点としての役割を強化し、すべての人に開かれた劇場としての未来を切り拓く意志を示しています。
この新しい「座・高円寺」にぜひ足を運び、未来の文化の創造に触れてみてはいかがでしょうか。