手仕事から生まれるタイルの魅力を体感する「Hand Crafted Tiles展」
東京・赤坂に位置するリビエラ株式会社の東京ショールームにて、「Hand Crafted Tiles展 - タイルが生まれるまで -」が開催されます。この展示では、タイル作家・奥田有紀氏(YYtiles)が手がけたハンドクラフトタイルの数々が披露されるだけでなく、タイルが完成するまでのさまざまな制作工程を実物で見ることができる貴重な機会となっています。
タイルと工業製品の違い
一般的な感覚では、タイルは均一な工業製品として認識されています。しかし、奥田氏のタイルは手仕事によって生まれるものであり、各工程が丁寧に手作業で行われています。石膏型による成形から、絵付け、施釉、焼成まで、すべてのプロセスが行われ、釉薬の濃淡や線の揺らぎ、さらにはわずかな色の違いが一つひとつのタイルに個性を与えています。結果として、タイルは空間に奥行きや表情を作り出し、住宅や店舗の中で静かな存在感を発揮します。
展示内容と制作工程の紹介
本展では、奥田氏が手作りした完成品に加えて、制作の各段階にあたる石膏型や焼成前のタイル生地、素焼き、施釉後のタイルなども実際に展示されます。これらの素材を通じて、皆さんはタイルが偶然ではなく、選択された技術と時間の積み重ねで作られていることを実感できるでしょう。これにより、タイルの持つ独自の表情や質感の秘密に迫ることができます。
建築家やデザイナーにも有意義な展示
この展示は、一般の方々だけでなく、建築家や設計者、インテリアデザイナーの方々にも特に有意義な内容となっています。オーダーメイドタイルという選択肢を具体的にイメージできることで、量産品では実現できないディテールや施主の想いを反映させた素材の提供が可能になります。タイルが持つもう一つの可能性を提示する場とも言えます。
作家プロフィール
奥田有紀氏は杉野女子大学で染色専攻を学び、手書き友禅職人としての経験を積んだ後、2002年にイタリアに留学。その後、モデナのタイルメーカーでデザイナーや技術職として働き、2008年からフランスのニースでタイル作家としての活動を開始しました。2016年には日本に帰国し、装飾タイル制作を専門にしたアトリエを立ち上げ、住宅や店舗向けのオーダーメイドタイルの制作に専念しています。
開催概要
- - 会期: 2026年5月18日(月)〜7月30日(木)
- - 時間: 10:00〜17:30
- - 会場: リビエラ株式会社 東京ショールーム
(東京都港区赤坂3-3-5 住友生命山王ビルB1F)
- - アクセス: 東京メトロ丸ノ内線・銀座線「赤坂見附駅」11番出口より徒歩2分/10番出口より徒歩3分
- - 休館日: 日曜・祝日
この機会に、タイルの制作過程やその背後にある手作りの魅力にぜひ触れてみてください。リビエラの東京ショールームで、特別なタイルの世界を体感しましょう!