ミックスサラダ上演
2025-05-29 19:08:59

中国演劇『ミックスサラダ』が東京に上陸!新たな舞台芸術の魅力を体感しよう

中国演劇『ミックスサラダ』が東京に上陸



観客の心を打つ中国の商業演劇『ミックスサラダ』が、2025年7月2日と3日に東京都江戸川区総合文化センターにて公演されます。この作品は、中国の若手劇作家・張慧(チャン・ホイ)によって創作され、夫婦の関係や働く意味、そして情報社会における個々の存在を探求する現代劇です。

舞台の概要


『ミックスサラダ』は2021年の世界初演以来、中国本土で高い評価を受け続けており、連続する公演はすべて完売を記録しました。特に2024年には全16公演が完売し、累計で1.7万人の観客を動員。この作品はSNSでも大きな注目を集め、多くの人に感動を与えています。

本作の構成は3つの短編から成り立ち、特に「現実と虚無が交錯する閉鎖空間」をテーマに、観客に深い思索を促す内容となっています。中国の若者たちのリアルな感情や体験を、より多くの人に伝えることを目指しています。

舞台のストーリー


それぞれの短編は、特異な視点から「今」を描写します。

1. 滸墅関(フーシューグァン)


元夫婦が数日間だけ、コロナ禍で再び同じ屋根の下で生活する様子が描かれています。互いに言えなかったことや抑えつけられていた感情が台所の音や会話の中で少しずつ顔を出します。過去の自分との対話が進む中で、彼らの関係がどのように変化していくのかが描かれています。

2. アーチー


若者アーチーが「働くなんて無理だ」と語る中で、彼の過去と価値観に触れる場面が展開されます。彼の体験はSNSで一時話題となった実在の人物の影響を受けており、体制との摩擦を通じて自由や個人の意義を考えさせられます。

3. あるパントマイム劇


言葉を介さずに進行するこのパフォーマンスでは、一人の男性と「機械」が登場。彼が観客の前で他者を検索する様子が、無言の内に自らの存在を問いかける寓話的な演出に仕上がっています。

この作品は中国の若手クリエイターたちによるもので、言葉の壁を越えて交流する重要な試みです。ユーモアとともに今の私たちに接する静かな問いかけを感じてほしいと思います。

チケット情報


チケットは現在、カンフェティにて絶賛発売中です。全席指定で、VVIP席は14,300円、最もお手頃なC席は5,800円となっています。人気の公演であるため、早めの購入をおすすめします。詳しくはカンフェティのウェブサイトをご覧ください。

出演者とスタッフ


舞台には、実力派の俳優たちが多数出演します。俳優の馬卓君(マー・ジュオジュン)、張懿曼(チャン・イーマン)、蒋奇明(ジャン・チーミン)、伍藍瑩(ウー・ランイン)がそれぞれのキャラクターを表現します。演出を手掛ける張慧(チャン・ホイ)は、中国の演劇界で注目されている存在です。

この舞台『ミックスサラダ』は、単なるエンターテインメントとしてだけでなく、私たちが日常の中で抱えるさまざまな疑問に対する一つの答えを提供してくれることでしょう。ぜひ劇場でその目で確かめてください。


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