防災とリスクマネジメントを考えるシンポジウムが東京で
2025年は、日本における数々の大きな災害の節目の年です。日本航空のジャンボ機墜落事故から40年、阪神・淡路大震災から30年、そしてJR福知山線の脱線事故から20年を迎えます。こうした年に、企業の防災部門やリスクマネジメントに関する重要な議論を行う機会が、東京で設けられます。
企業の防災に関する密接な議論
関西大学社会安全学部は、2025年9月12日(金)に、JR東京駅直結の東京センターにて第9回東京シンポジウムを開催します。このシンポジウムは、企業の防災や事故、不祥事対応を社会安全学の観点から再考することを目的としています。特に、防災庁の新設に伴い、企業がどのように防災を強化すべきか、また「第三者委員会」の役割についても討論が行われる予定です。
防災庁の新設と企業不祥事
シンポジウムのプログラムは2部構成となっており、第1部では防災庁の設立に関する現状と、企業の不祥事時における「第三者委員会」の課題について触れます。特に、過去の事例を振り返りつつ、どのように改善策を講じるべきかを取り上げます。第2部では、防災庁の新設を踏まえた企業防災の新たな潮流や、効果的な「第三者委員会」に関する具体的な提案が行われます。講演者には、関西大学の河田惠昭特別任命教授や安部誠治名誉教授など、業界の第一人者が名を連ねています。
現代のリスクへのアプローチ
近年、企業には地震や気候変動、感染症、情報漏洩といったさまざまなリスクが降りかかっています。これにより、企業の防災対策やリスク管理はかつてない複雑さを増しています。シンポジウムでは、こうした多様化するリスクに企業がどう向き合うべきかが議論されます。社会安全学の視点を基に、登壇者との対話を通じて、企業や社会の未来の在り方が探求されます。
詳細な情報
このシンポジウムへの参加は無料ですが、懇親会や名刺交換会は有料です。東京の中心で、企業の防災やリスクマネジメントに関心のある方々が一堂に集まる貴重な機会です。このシンポジウムを通じて、社会安全に関する新たな知見を得るとともに、さまざまな人との交流が期待できます。
【日時】2025年9月12日(金)13:30~17:30
【場所】関西大学東京センター(千代田区丸の内1-7-12サピアタワー9階)
【内容】基調講演、事例講演、パネルディスカッション、懇親会・名刺交換会
【詳細】
関西大学の公式サイトでご確認できます。