日本の高校生が。優秀賞受賞!
2025-05-20 16:56:31

日本の高校生が国際科学技術フェアで優秀賞に輝く!未来を担う若き研究者たちの挑戦

日本の高校生が国際科学技術大会での栄誉を手に入れた!



2025年5月10日から16日まで、アメリカ・オハイオ州コロンバスにて、高校生向けの科学技術国際大会「Regeneron ISEF 2025」が開催されました。この大会は第75回を迎え、世界63か国から1657人のファイナリストが参加し、各自が独自の研究成果をポスター形式で披露しました。今回日本からは17研究25名が出場、うち2研究が部門優秀賞を受賞するという素晴らしい成果を上げました。

日本の代表たちの活躍



出場した高校生たちは「高校生・高専生科学技術チャレンジ(JSEC)」および「日本学生科学賞」の受賞者から選抜されており、日本サイエンスサービス(NSS)による半年間の研修を通じて、英語でのプレゼンテーションスキルを磨きました。ISFは、物理や生物、工学、情報系など幅広い分野にわたっており、専門家による厳正な審査が行われます。受賞者の約25%が優秀賞に輝く中、今年は横浜市立南高等学校の西田優美奈さん、筑波大学附属駒場高等学校の田中喜大さんがそれぞれの分野で受賞しました。

西田優美奈さんの研究



西田さんが受賞したのは、環境工学部門の優秀賞3等。彼女は「糸状藻類を用いたバイオ燃料及び土壌改良材の実用化に向けた基礎研究」をテーマに進めました。その研究で、アオミドロといった藻類を用いた低コストなバイオ燃料の生産方法を提案し、植物栄養素を含む肥料としての利用可能性も示しました。この研究は、持続可能な未来を見据えた重要な内容を含んでいます。

田中喜大さんの研究



一方、田中さんは物理学・天文学部門で優秀賞4等を受賞。研究タイトルは「膜の破れによって生じ得るウォーターベルの変形」。スプーンを洗うときに見られる不思議な水膜の変形について定量的に解析し、理論モデルを立てました。この研究により、科学のメカニズムを解明し、学問の深さを探る意義も大変大きいと言えるでしょう。

ISEFに挑んだ若き研究者たちの情熱



Regeneron ISEFは、年間400以上の提携コンテストから選ばれたファイナリストが集まる大会で、参加者は科学への情熱を持った若者ばかりです。日本サイエンスサービス(NSS)は、OB/OGを中心に若手研究者の育成に取り組んでおり、全国各地から参加する高校生たちの支援と啓蒙活動を通じて、科学研究に興味を持つ層を広げています。このような取り組みにより、次世代を担う優れた研究者が育成されることが期待されています。

世界の舞台での受賞



今年のISEFでは、スロバキアから参加したAdam Kovalcikさんが最高賞である「ジョージ・ヤンコポーロス賞」を受賞しました。彼の研究はRNAウイルス対策に関するもので、賞金はなんと100,000ドルにのぼります。

結論



日本からの出場者が国際的な舞台で輝き、特に優秀賞を受賞したことで、日本の科学技術の未来に明るい兆しをもたらしました。これからの時代を担う若者たちの研究成果に大いに期待が寄せられています。世界に向けた挑戦を続けていく彼らの姿勢は、多くの人々にとって大きなインスピレーションとなることでしょう。


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