スタートアップと大企業の共創を促進する越境プログラム「side project」第7期が始動
9月から始まった「side project」第7期。今回のプログラムには、34名の大企業人材が22社のスタートアップで新たなプロジェクトに取り組むことになっています。本プログラムは株式会社ローンディールが提供するもので、業務時間の20%をスタートアップ参画に充てる社外兼務型越境研修です。参加者はこの3か月間で、様々な新しい視点を獲得し、企業の成長に寄与することが期待されています。
プログラムの背景と目的
「side project」は、企業に属する人材が異なる環境の中で経験を積むことを狙ったプログラムです。大企業の職員がスタートアップに取り組むことによって、自身のスキルや知識が豊かになるだけでなく、スタートアップの力を借りてさらなる成長を目指します。このプログラムを通じて、多様性が組織内で活かされ、イノベーションが促進されることが目指されています。
第7期のプログラム内容
今期の「side project」には、SOMPOクレジット、ハウス食品、KDDIなど、計11社が参加。34名の大企業人材が、今後のスタートアップとのマッチングを経て、様々なプロジェクトに取り組みます。参加者は各自の企業では経験できない分野で、次世代の技術や経営の在り方に触れ、実践的な知識を得ることができます。
具体的には、以下のようなプロジェクトが展開されています:
1. 最先端技術の活用による事業変革
参加者は、AIを活用した信号機の開発や宇宙データ解析基盤の要件定義を行い、経営者直下で戦略を立案し実行する経験を得られます。これにより、最先端技術領域におけるスキルを実践的に習得することが期待されています。
2. デジタルを利用した経営変革の基盤整備
経営ダッシュボードの開発や業務システムの設計、データ分析を通じて新規事業の立案を行うことが求められます。これにより、意思決定を支えるための具体的な仕組みを構築することが可能です。
3. 新市場開拓や事業拡大の推進
未開拓市場で新たなビジネスを立ち上げたり、新規顧客の開拓、提携先との契約締結など、様々な業務を体験します。迅速な意思決定環境の中で、市場開発から事業成長までの一連の流れを体験できる良いチャンスです。
終わりに
これまでに26社がこのプログラムに参加しており、社員の挑戦や自律性を促進することを目指しています。今後も「side project」を通じて、個人のキャリアの自律を促し、産業全体の活性化を目指していく方針です。現在、2026年の「side project」第8期の参加企業も募集中ですので、興味のある企業はぜひ問い合わせを検討してみてください。
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