高松亜衣の新シリーズ
2025-06-09 10:27:45

高松亜衣が語る、クラシックの新たな息吹『Resonance』の魅力

高松亜衣が語る、クラシックの新たな息吹『Resonance』の魅力



東京・浜離宮朝日ホールにて開催される高松亜衣の新しいクラシック音楽のシリーズ《Resonance》。この公演は、彼女が選んだクラシック作品を核に据えたもので、音楽を愛するすべての人々に新たな体験を提供することを目的としています。高松亜衣は、日本のクラシック音楽界で活躍するヴァイオリニストであり、その独自の視点から生まれる音楽の解釈は、多くのファンを魅了してきました。

新シリーズ『Resonance』の誕生



高松亜衣が立ち上げたこの新たなシリーズは、クラシック音楽の「本流」に位置づけられる楽曲に重きを置いています。彼女のこれまでのリサイタルでは自身のオリジナル曲や名曲に焦点をあててきましたが、今回は副題のない作品たちを選びました。「音楽には作曲家が託した思いが詰まっていると感じ、このシリーズでは純粋なクラシックを取り上げたいと思っています」と高松自身が語る通り、彼女は音楽の本質を純粋に掘り下げることに挑んでいます。

ピアノ三重奏の魅力



公演では、特に「ピアノ三重奏」に焦点を当てています。ヴァイオリン、チェロ、ピアノによるこの編成は、室内楽としての最小限の人数ですが、重厚な音楽が生まれることに高松は魅了されています。彼女は「音符の多さはその分、作曲家の思いが伝わるものだと思う。アンサンブルは音楽の全体像を構築する時間でもある」と話し、共演者たちとの協働が重要であると強調しています。

今回のメインであるアレンスキーのピアノ三重奏曲は、ロシアの伝統を受け継ぎつつも独自の魅力を持つ作品であり、ブラームスのピアノ三重奏曲第1番はその構成の面白さが高松を惹きつけてやまない作品です。特にブラームスに対しては「聴けば聴くほど、音楽が見えてくるのが面白い。精神を整えるような深い呼吸ができる曲だ」と彼女は語ります。

音楽を通じたメッセージ



高松亜衣は、自身の意志を込めて「クラシック音楽を次世代に伝えていく奏者でありたい」と話しています。華やかさに欠けるかもしれないが、「作曲家が心血を注いだ作品を、一つ一つ丁寧に演奏していきたい」という思いが、その活動の原動力となっています。そして、《Resonance》という名前には「奏者たちとの共鳴」という意味だけでなく、「聴衆への波紋」という願いが込められています。

。観客たちには、これまで知らなかったクラシック音楽の魅力を感じ取ってほしいと思っているようです。高松は「クラシックのファンの方々に届いてほしい」と願い、この公演から新たな音楽体験を提供したいと考えているのです。

公演情報



公演は2025年6月13日に東京・浜離宮朝日ホール、続いて7月5日に神戸朝日ホールで開催されます。夜19時開演ですが、18時からは出演者たちによるプレトークも行われ、楽曲への想いが語られる貴重な機会となります。すでにチケットは販売中で、多くの観客の参加が期待されています。

高松亜衣が挑む《Resonance》は、クラシック音楽の豊かな響きを新たな視点で体験するきっかけとなることでしょう。音楽の深い部分に触れ、その魅力に再び気付くための素晴らしい機会です。ぜひご参加ください。


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