中古車買取相場が高水準を維持、海外需要の影響も解説
最近発表された2025年9月版の中古車買取相場レポートによると、日本の中古車市場が海外の需要にも支えられ、過去5年間で最高の水準に達する可能性があることが分かりました。運営を行っているのは、愛知県名古屋市に本社を置く株式会社ファブリカコミュニケーションズです。ここでは、2025年の最新の動向と市場の背景について詳しく見ていきます。
中古車買取の市場動向
2024年の販売台数は経済の停滞により昨年と比較して伸び悩んでいますが、海外からの需要は依然として高い状態を維持しています。春先の需要期を過ぎた4月や5月には一時的な落ち込みがありましたが、その後は昨年と同様に高い水準が続いているのです。
日本の中古車が特に海外市場で人気を集める要因は、しっかりとした車検制度があり、それにより状態の良い車両が多く存在するからです。特に年式が古くても一定の品質が保たれており、加えて日本車はその信頼性、耐久性、燃費性能の高さでも高評価を得ています。国内では走行距離が10万キロを超える中古車が少ないことも、海外の消費者にとって安心材料となっています。
海外では需要が異なる車種も見受けられ、地域によって人気が分かれます。中東ではトヨタ・ランドクルーザーが、アジア圏ではミニバンが、また南西アジアやアフリカでは小型セダンが特に人気です。さらに、今年からスリランカへの輸入が再開され、軽自動車や1.5リッター以下の車が注目されています。
今後の買取相場について
車選びドットコムの過去5年分のデータ分析に基づくと、今年9月から10月にかけて買取価格がこれまでで最も高い水準に達する可能性が高いとのことです。その理由として、海外市場での需要の高まりと同時に国内の中古車流通台数が減少している現状が挙げられます。
特に、2020年は新型コロナウイルスの影響で新車製造や販売が滞ったため、5年落ちの車両が少なくなりました。更に、輸入を条件付きで行っている国がある中、高年式の中古車に対するニーズが高まっています。こうした供給不足と需要の增加が絡み合い、買取業者は積極的な買取を行う必要があり、結果として買取価格の上昇が期待されています。
ボディタイプ別中古車買取ランキング
最新のボディタイプ別中古車買取ランキングも注目です。以下にその結果を示します。
国産車ボディタイプ
順位 | ボディタイプ | 割合(%) | 前月からの変動率 |
---|
-- | ------- | -- | ----- |
1位 | 軽自動車 | 30.9% | +1.8% |
2位 | ミニバン/ワンボックス | 19.6% | +2.0% |
3位 | コンパクト/ハッチバック | 15.6% | -1.7% |
4位 | SUV/クロカン | 8.7% | +1.3% |
5位 | セダン/ハードトップ | 6.7% | +0.2% |
軽自動車が全体のおよそ30%を占めており、ミニバンやSUVも人気を集めています。特に軽自動車は、軽バンや軽ワゴン、軽RVがそれぞれ6位と8位にもランクインするなどカテゴリー内の人気が伺えます。
輸入車ボディタイプ
順位 | ボディタイプ | 割合(%) | 前月からの変動率 |
---|
-- | ------ | -- | --- |
1位 | SUV/クロカン | 29.2% | +7.0% |
2位 | セダン/ハードトップ | 18.8% | -1.3% |
3位 | コンパクト/ハッチバック | 18.4% | -5.3% |
4位 | ステーションワゴン | 11.9% | +2.4% |
5位 | クーペ | 11.1% | +1.3% |
輸入車市場では、SUVがトップを飾り、高い需要を維持しています。セダンやコンパクト車に加えて、ステーションワゴンやクーペもランクインし、市場の多様性が見受けられます。
車選びドットコム買取のサービス
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