地域の魅力をVRで体感！浦安藝大プロジェクト展の新しい試み

地域の魅力をVRで体感！浦安藝大プロジェクト展

新たな技術が創るアート体験

株式会社アルファコードは、東京藝術大学を中心とした「ART共創拠点」の一環として、浦安市が行う「浦安藝大プロジェクト展」において、大日本印刷株式会社（DNP）の提供するVRシステム「みどころウォーク」を活用し、自社開発の「VRider COMMS」を導入した新しいアート体験イベントを実施しています。このプロジェクトは、地域の魅力をVRの技術を通じて体感できるものです。

VR体験がもたらす没入感

イベントでは、来場者がVRゴーグルを着用し、浦安市の旧埋立護岸などの地域資源をデジタルアーカイブとして体験できる仕組みが整っています。特に注目すべきは、複数人が同時にVR空間に入り、手すりを辿りながら移動できる没入型体験です。このシステムにより、来場者はよりリアルに周囲の環境を感じ取ることができ、通常の静的な展示物では感じられない地域の価値を深く理解することができるのです。

体験者の声

実際の体験者からは、「護岸への関心が高まった」との声が寄せられており、VR技術が新しい視点を提供したことが伺えます。このように、デジタルアーカイブと体験型の展示手法を組み合わせることで、地域の魅力を効果的に訴求することが実現しました。

今後の展望

アルファコードでは、地域資源や文化的価値を体験的に伝えるための新しいアプローチをさらに拡充していく方針です。DNPの「みどころウォーク」等と連携し、「VRider COMMS」を活用して地域活性化や文化芸術を基にした社会課題の解決ともっていくことを目指します。非常に重要なのは、地域の文化や歴史を知ることで、地域の人々がより一層つながりを持つことができる点です。

ART共創拠点プロジェクトとは

このプロジェクトは、2030年に国民の3人に1人が65歳以上になる超高齢社会を見据え、望まない孤独や社会的孤立の解決策として「文化的処方」を提案しています。東京藝術大学を中心に、アートや福祉、医療、テクノロジーの専門機関や企業、自治体が連携し、社会課題を解決するための技術や知識を共有し、地域社会における文化的処方を進めています。これにより、すべての人々が生涯を通じて社会参加できる健康的な生活を送れる社会の創出を目指しています。