生理と親子の会話
2025-03-07 14:49:34

母娘で語り合う生理、30%の進展とその現実とは

母娘で語り合う生理、30%の進展とその現実とは



最近、日本製の月経カップブランド「murmo」を展開する株式会社murmurが行った調査によると、母親と娘の間での生理についてのコミュニケーションが一世代前に比べて30%も増加していることがわかりました。この調査は、10〜20代の学生の女性と、中学生から大学生の娘を持つ母親の211人を対象に実施されました。

生理について語り合う母娘



調査で明らかになったのは、現在、84.7%の学生女性が母親と生理について話したことがあると回答。これは一世代前の母親たちが、同じ年代の頃に生理について話していたという54.5%というデータと比較すると、顕著な進展です。この変化は、生理に関する情報が普及し、社会全体でこの話題がオープンになってきたことが影響していると思われます。さらに、母親世代は「話していること」が「十分なコミュニケーション」だと考えがちですが、娘世代は「共感や理解が得られているか」を重視する傾向があるため、その定義にはギャップがあります。

では、親子間では具体的にどのような悩みやコミュニケーションの不足が生じているのでしょうか。

母親の心配事



母親たちは、娘の生理に対して「生理痛」に最も大きな関心を寄せており、46.1%がこの点を心配していると回答しました。この他にも体調の変化や経血漏れについての不安が次に多く聞かれました。生理について話したくても「どう対応すればいいか分からない」との声も多く、56.4%の母親が「特に困ったことはない」と答える一方、高い割合で「娘が生理のことを話したがらない」との回答もあり、依然として解決が必要な問題が存在します。

生理について話しづらい理由



同調査によると、学生女性の4割が生理について母親と話すことに抵抗を感じていると回答しています。その主な理由は、「恥ずかしい」(59.1%)という意見が圧倒的多数を占めており、次いで「習慣がない」「タイミングがない」といった障壁が挙げられました。このように、個々の身体に関わる話題という側面から、特に思春期の若者にとっては親に話しかけることが難しい理由があるようです。

親子間の理想的なコミュニケーションとは



とはいえ、約90%の調査参加者が「女性特有の悩みを親子でシェアできる関係は理想的」と考えており、互いの理解と共感を深めたいという気持ちは強いようです。特に、デリケートな問題である生理については、オープンに話すことができれば、親子の絆が深まる可能性もあります。

例えば、murmoは「アンウェルカムな生理をウェルカムに」というビジョンのもと、女性たちが快適に生理と向き合えるようなサポートをしています。彼らのサイトでは、女性たちのリアルな経験談が紹介されており、お互いの悩みをシェアする場が提供されています。

更なる情報発信と啓発活動



2025年3月には、「TIB EmpowerHER WEEK」というトークセッションにmurmoの代表が参加し、自社の月経カップの開発秘話を語る予定です。これは、さらに多くの人に生理についての理解を深めてもらう良い機会になるでしょう。

母と娘が共に生理についてのコミュニケーションを行うためには、恥ずかしさを乗り越え、オープンな関係を築くことが不可欠です。今後も、女性特有の悩みを親子でシェアし合える関係が育まれることを期待しつつ、生理に関する情報を積極的に共有し、より多くの親子が快適にこのテーマについて語れるような社会を目指していきたいものです。


画像1

画像2

画像3

画像4

画像5

画像6

画像7

画像8

画像9

画像10

画像11

画像12

画像13

画像14

画像15

関連リンク

サードペディア百科事典: 生理 母娘 murmo

トピックス(その他)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。