IT-Report 2025 Spring 発行のお知らせ
一般財団法人日本情報経済社会推進協会(JIPDEC)は、2025年1月に株式会社アイ・ティ・アール(ITR)と共同で実施した最新の「企業IT利活用動向調査2025」の詳細な結果をまとめた『IT-Report 2025 Spring』を5月23日に発行しました。このレポートは、企業のデジタルトランスフォーメーション(DX)、生成AIの導入、そして個人情報の保護に関する多様なテーマについての専門的な内容を網羅しています。
調査の主な成果
本誌には、シニア・アナリストの入谷光浩氏による業種や企業規模に基づく詳細な分析や経年比較が施されており、さらに職員によるレポートやコラムも収められています。以下は、調査結果から得られた主な考察ポイントです。
1.
業務プロセスの効率化が最優先課題
企業の経営課題として最も重視されているのは、業務プロセスの効率化です。特に、DXの取り組みを通じた業務のデジタル化や自動化が実践され、高い効果を上げているという結果が出ています。
2.
生成AIの活用が進行中
全社的または特定部門で生成AIを活用している企業は、資料作成などの日常業務において80%の効果が見られています。利用拡大にともなうリスクを軽減するためには、ガイドラインや利用規程を制定することが重要です。
3.
深刻なサイバー攻撃の現状
ランサムウェア感染が48%に達しており、感染後のシステム復旧成功率は50%にも満たないという報告があります。今後ますます巧妙になるサイバー攻撃に備えるために、常に最新のセキュリティ対策を講じる必要があります。
4.
個人情報保護法の改正への関心
「個人情報保護法」の改正内容に関心を持っている企業は約3割に上ります。多くの企業が改正後に慌てて対策を講じることが予想されています。
5.
第三者認証の重要性
第三者認証を取得することで、消費者や取引先からの信頼度が向上するという効果が確認されています。
6.
電子契約の普及
約8割の企業が電子契約を利用しており、コロナ禍の影響で急速に導入が進みました。2023年以降はその利用がさらに定着しつつあります。
様々なテーマの深堀り
本誌では、ほかにも以下のようなテーマに関するレポートやコラムが掲載されています:
- - 経営施策への投資状況
- - 自治体における市民協働型データの活用動向
- - データセキュリティと日本の取り組み
- - メタバースの普及とその課題
無償ダウンロードのご案内
『IT-Report 2025 Spring』は、JIPDECのWebサイトから無料でダウンロードできます。
企業のIT戦略を練る上で必見の資料です。ぜひご利用ください。
まとめ
このレポートは、IT業界に関心を持つ方々にとって、最新のデータやトレンドを理解するための貴重なリソースとなるでしょう。JIPDECは引き続き、企業IT利活用動向を注視し、情報を発信していきます。
詳細については、JIPDECの公式Webサイトをご覧ください。