「ブックサンタ2025」支援の波が広がる!
「ブックサンタ2025」は、9月23日から全国で展開されるNPOと書店の共同プロジェクトです。この活動は、貧困や病気、被災といった厳しい状況にある子どもたちに新品の本を贈るチャリティー活動であり、2017年から続いています。昨年は、130,843冊の本が寄付され、累計で400,176冊に達しました。この取り組みの素晴らしさは、誰でも簡単に参加できる点です。
簡単に参加できる寄付方法
参加を希望する方は、次の手順で寄付が可能です。まずは、参加書店に足を運び、寄付したい本を選択します。次に、レジで「ブックサンタに参加します」と伝えて購入した本をそのまま寄付するだけ。これにより、書店に足を運ぶことが難しい方でも、オンライン書店やクラウドファンディングによる寄付が可能になっており、全ての人々が支援に加わることができます。
参加書店数の進化と新たな試み
今年の「ブックサンタ2025」には国全体で1,851店舗の書店が参加しており、これは2017年の58店舗から飛躍的な成長です。一方で、参加書店数は初めて減少しましたが、法人参加は過去最多の150法人に増加。これは、厳しい書店業界の中でも活動への共感が広がっている証でもあります。
課題と解決策
寄付冊数は増加しているものの、活動資金の不足が課題です。今年は約3,000万円を投じ大規模な設備投資を行い、特に本の仕分け作業を効率化するセミオーダーメイドの仕分け機械を導入しました。これにより、寄付冊数の増加にも対応できるようになります。しかし、送料や倉庫費用など、活動を支える資金の調達は依然として大きな課題であり、継続的な支援の周知が重要です。
新企画!オリジナルしおりの販売
今年は新たに、書店を支援するオリジナルしおりを販売開始。価格は550円(税込)で、購入することで誰でもこの活動を応援できます。デザインには本を受け取った子どもたちからのメッセージを採用しており、その売上は活動資金と書店への支援に役立てられます。
オンライン書店の強化
書店に足を運ぶことが難しい方や特定のリクエストに応えたい方のために、オンライン書店が強化されています。今年は約1,000タイトルを掲載し、子どもたちからの需要に合わせた本を確実に届けられるようにしています。また、著名な作家たちによる「作家サンタ」を通じた推薦図書も含まれています。
企業・団体との協力
ブックサンタは個人の寄付だけでなく、企業や団体からの協力も重要です。協賛金やボランティア活動を通じて、より多くの子どもたちに本を届けるための支援を呼び掛けています。
まとめ
「ブックサンタ2025」は、子どもたちに本を贈るための新たな活動の形を提示しています。このプロジェクトによって、子どもたちに読書の楽しさを伝え、より多くの支援の輪が広がることを期待しています。参加方法や寄付の詳細は公式サイトをご覧ください。
公式サイト:
ブックサンタ公式サイト
本を通じて、皆様の温かい気持ちが子どもたちに届きますように!