ファンケルが開催した子ども実験企画 “おくすり&サプリ 形のひみつ!”
株式会社ファンケルが、日本薬学会関東支部と共に「おくすり&サプリ 形のひみつ!~錠剤・カプセル 触って作って楽しく学ぼう~」という子ども実験企画を開催しました。このイベントは、若い世代に薬学への興味を促進するための取り組みで、今年で11回目となります。これまでの実績を活かし、未来の科学者たちに繋がる教育プログラムとして位置づけられています。
当日は、小学4年生から6年生までの親子19組が参加し、ファンケルの総合研究所を訪れました。子どもたちは、研究所見学や肌測定体験を行い、さらには研究員と共に実際にサプリメント作りに挑戦しました。このプログラムは、薬やサプリメントに共通する製法技術の理解を深めるための貴重な機会です。
サプリメント作りに挑戦!
サプリメント作りでは、通常の錠剤とカプセルに分かれ、それぞれの制作過程を体験しました。最初に行ったのは錠剤作りです。子どもたちは粉を圧縮して錠剤を作るという工程を実際に体験し、その過程で圧力を変えることで錠剤の硬さや厚さ、さらには体内での崩壊時間がどのように変わるかを学びました。子どもたちは自ら「なぜそうなったのか?」や「次はどうなるのか?」といった問題を考え、仮説を立てることで、能動的な学びを促していました。
次にカプセル作りに挑戦します。子どもたちは、カプセルに粉を入れる作業を競いました。どれだけ多くの粉を入れられるか、そして、どれだけ均一に入れられるかを競い合い、カプセル作りの難しさも体験しつつ学びました。
形状の違いも楽しむ
さらに、錠剤とカプセルの形状や大きさを観察し、「どうしてこの形なんだろう?」また「どんな利点があるのか?」といった疑問に対する理解を深めるための実演やクイズも行われました。子どもたちは多様な方法で学び、充実した時間を過ごしました。
イベント中、多くの子どもたちが興奮しながら自分の手を上げ、積極的に意見や質問を発表する姿が見られました。これにより、学びの場がより一層楽しく、魅力的なものになりました。
薬学博士の認定証
最後には、日本薬学会関東支部の委員長から「子ども薬学博士の認定証」が授与されました。この瞬間、子どもたちの笑顔があふれ、自信に満ちた表情で認定書を受け取る姿が印象的でした。参加者の保護者の方々からは、「学びが多かった」「子供が化学を好きになるきっかけになった」「期待以上の内容に感謝」との嬉しい感想が続々と寄せられました。
このように、ファンケルの子ども実験企画は、楽しみながら科学へ興味を持ち、未来の選択肢を広げる素晴らしい機会となりました。これからも、こうした取り組みが続くことを期待します。