新たな物流の形
2026-04-02 12:42:19

物流業界の新たな挑戦!ドライバー交替方式の実証運行を実施

物流業界の新たな挑戦!ドライバー交替方式の実証運行を実施



物流コンソーシアムbatonは、2026年1月30日から31日、及び2月6日から7日の間に、関東と関西を結ぶ幹線特積輸送において、ドライバー交替方式の実証運行を行いました。西濃運輸、福山通運、名鉄NX運輸、トナミ運輸の4社が参加し、異なる企業間でのドライバーの相互乗換えによる新しい輸送手法の検証が行われました。

実証実験の背景と目的


物流業界においては、長距離トラックドライバーの労働時間規制への対応や、将来的なドライバー確保が重要な課題となっています。一社単独での解決が難しい中、batonは企業間の連携を強化し、共創の道を模索しています。今回の実証実験は以下の3つを目的としています。

1. 労働環境の改善:宿泊を伴う長距離運行を日帰りで行うことで、ドライバーの負担を軽減します。
2. 輸送効率の維持:ドライバー交替により、輸送リードタイムを維持しつつも、往復運行を円滑に完結させます。
3. 社会実装に向けた課題抽出:オペレーションや労務管理などの面での課題を明確にし、今後の改善策を導き出します。

もしこの取り組みが成功すれば、長距離運行の日帰り化が可能となり、革新的な働き方の選択肢を提供することにつながります。

実証実験の詳細


batonの取り組みは、企業間でのドライバー交替を基本にしています。幹線輸送では大型トラックが多く使われており、中継地点での荷役作業を排除することで、新たな働き方を進めることが可能です。

第1班(西濃運輸×福山通運)


  • - 実施日:2026年1月30日〜31日
  • - 中継拠点:西濃運輸 浜松支店(静岡県浜松市中央区)

第2班(名鉄NX運輸×トナミ運輸)


  • - 実施日:2026年2月6日〜7日
  • - 中継拠点:名鉄NX運輸 浜松ハブターミナル(静岡県浜松市西区)

両実施班では、関東・関西各地域から出発したトラックが静岡県の中継拠点で合流し、ドライバーは車両を乗り換えます。動態管理プラットフォームを通じて双方の車両位置や運行状況をリアルタイムで確認し、トラブルや到着見込みの把握を行い、円滑な運行管理が実施されました。

本実証運用上の工夫


この実証運行では、企業間の協力を円滑に進めるため、以下の施策を講じました。
  • - 動態管理を共通化:共通プラットフォーム「Traevo」を使用し、各社の運行状況をリアルタイムで把握しています。これにより、中継地点でのスムーズなドライバー交替を実現しました。
  • - 緊急時の対応フロー策定:事故や故障などのトラブル時の連絡系統を整備し、迅速な情報共有ができる体制を整えました。
  • - 点検項目の標準化:相互監査ができるよう、車両点検項目を統一し、確認の手順を明確にしました。

検証結果と今後の課題


実証実験を通じて、以下の成果が得られました。
1. 日帰り運行の確立:中継輸送スキームを利用することで、長距離運行の拘束時間を短縮し、実行可能な日帰り勤務が確認されました。
2. オペレーションの実現性:異なる企業のドライバー同士で安全な車両交換が可能なことが証明されました。

そして、以下の課題も明確になりました。
  • - 荷役作業の役割分担の再設計が必要です。
  • - 車両の特性を考慮した運転環境の整備が求められます。
  • - 中継拠点の運用設計の最適化や、情報連携体制の確立などが挙げられます。

今後の展望


batonでは、データとフィードバックをもとに中継輸送の社会実装に向けたガイドラインを策定し、業界全体の持続可能性向上に寄与することを目指します。今後の物流業界の革新が期待される中、企業横断型中継輸送の本格展開を進めていく方針です。


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