東北新幹線のこれから
2025-03-04 17:59:16

新たな時代を迎える東北新幹線のデザインとは?

次期東北新幹線の新デザイン、tangerineの手がける新境地



2025年に営業運転を目指す次期東北新幹線のデザインが、英国を拠点とするデザインファームtangerineによって行われることが発表されました。これは、JR東日本による新たな挑戦であり、海外のデザインチームが新幹線のデザインを担当するのは初めての試みです。

次期東北新幹線は、現在運行中のE2系およびE5系の後継として位置付けられ、2030年度には正式に運行を開始する予定です。tangerineは、このプロジェクトにおいてエクステリアとインテリアのデザインの両方を手がけ、その成果は日本国内外の利用者にとって魅力的な体験を提供することを目指しています。

日本の美を感じるエクステリアデザイン



新幹線の外観は、東北地方の豊かな自然や美しい景観をモチーフにしています。深い緑を帯びた森や透明度の高い海の色など、沿線地域の自然が持つ美しさを反映した色合いが随所に施されています。また、日本文化を象徴する「桜の花弁」の形状を取り入れた曲線が、車両の側面に流れるようにデザインされています。これにより、日本らしさと地域性を融合したシンボリックな外観となっています。

利用者の心地よさを追求したインテリア



次期東北新幹線のインテリアにおいてtangerineが特に重視したのは、様々な乗客に快適さを提供することです。日本の伝統的な美意識や職人技から着想を得た空間は、穏やかで落ち着いた雰囲気を演出しています。すべてのクラスにおいて、快適な座席デザインが施されており、機能的かつ効率的なオペレーションが確保されています。

Matt Round氏(tangerineのチーフクリエイティブオフィサー)はこのプロジェクトを通じて「日英の協力による画期的なマイルストーン」と述べています。ユーザーを中心にしたデザインに日本のホスピタリティや革新を取り入れた次期東北新幹線は、ただの交通手段ではなく、未来の旅行の概念を再定義するものとして期待されています。

持続可能な交通手段の象徴



このデザインプロジェクトは、JR東日本が目指す持続可能な交通手段の実現に向けた第一歩でもあります。次期東北新幹線は、快適さだけでなく環境にも配慮した設計がなされており、利用者にとっても地球にとっても優しい選択肢を提供します。

これにより、次の世代の新幹線がどのように変化し、進化していくのか、ますます期待が高まります。日本の景観や文化にインスパイアされた次期東北新幹線の運行開始が待ち遠しい限りです。


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