新たな舞台で綴る感動のストーリー、ミュージカル『白爪草』製作発表レポート

新作ミュージカル『白爪草』製作発表の模様

2026年1月の開幕を予定している新作ミュージカル『白爪草』の製作発表が、11月20日にSUPERNOVA KAWASAKIで行われました。本作は、双剣の姉妹が織りなすこの物語を描いたもので、出演する屋比久知奈（白椿蒼役）と唯月ふうか（白椿紅役）が登壇し、作品の魅力を伝えました。

今回のイベントでは、特に注目されたのは楽曲の披露です。全4曲が演奏され、特に「ホトトギス」「雑草」「プリザーブドフラワー」「花歌」の各曲は、ストーリーの重要な要素を表現しています。屋比久知奈は、花屋で静かに暮らす蒼の心情を歌いあげ、唯月ふうかは、母を殺した過去を持つ紅の苦悩を切々と表現しました。この二人のパフォーマンスは、観客に彼女たちの抱える葛藤や絆を効果的に伝えていました。

本作の原作は、2020年にコロナ禍に登場したサスペンス映画「白爪草」です。全キャストがVTuberで構成された、唯一無二の映像作品が舞台化されるということで、制作陣は特に高い期待を寄せています。なお、ミュージカル版では360度囲まれた舞台設定が採用され、観客は物語の中心で緊張感あふれる展開を楽しむことができます。

ミュージカルの音楽を担当するのは、今や国際的にその名を知られているシンガーソングライター、ヒグチアイさん。彼女にとって初のミュージカル楽曲制作となる本作では、独自の音楽スタイルが深く表現されています。脚本は福田響志、演出は元吉庸泰が手掛け、注目の若手クリエイター陣が一堂に会することで、全く新しい形のエンターテインメントが創出されることでしょう。

物語の中心には、白椿蒼が母の罪を隠しながら日常を送っているという設定があります。6年の刑期を終えた双子の姉・紅が蒼の元に現れ、「人生を、入れ替えよう」という衝撃の提案をすることで、物語は先鋭な展開を迎えます。この刺激的なプロットにより、観客は思わず物語の結末を覆いたくなることでしょう。

製作発表の中で、両キャストは今後の稽古に向けた意気込みを語り、観客に対し多くの回数観ることを勧めました。「面白い作品になると信じています。一緒にお待ちしております」との言葉が、緊迫感のある演技に向けた期待を込めたものでした。

また、公式YouTubeチャンネルでは、楽曲のMVや製作関連の映像も公開されており、こちらも是非チェックしてみてください！[
](https://www.youtube.com/watch?v=Q851QX7q3CE&list=PL-s10xE3SW0ZJoPRsZZ6x7bN7QDdiZ63x)

チケット情報

ミュージカル『白爪草』の公演は2026年1月8日から22日まで行われ、そのチケットは既にホリプロステージで販売されています。座席は全席指定で、一般の料金は9,500円、また20歳以下の方には特別価格での提供もあります。チケット購入をお忘れなく！

この新しいミュージカルが、どのような感動とサスペンスを生み出すのか、期待が高まります。観客を驚かせることでしょう。