宮沢賢治の世界に触れる「注文の多い展覧会」
銀座のナカジマアートで、2025年10月23日から11月5日までの期間、注目の日本画家・能島浜江による展覧会『注文の多い展覧会』が開催されます。この展覧会では、人気作家宮沢賢治の物語にインスパイアされた新作の日本画と立体作品が展覧され、訪れる人々に新たな感動をもたらします。
宮沢賢治の作品が日本画で蘇る
能島浜江氏は、観る人の心に響くストーリーを持つ作品を手掛けています。彼の日本画作品は、言葉を使わずとも感情を伝える力を持ち、言葉の壁を越えて心に響くものがあります。今回の展覧会では、特に宮沢賢治の『注文の多い料理店』『毒もみのすきな署長さん』『洞熊学校を卒業した三人』の3作品がテーマとなり、これらから得たインスピレーションをもとに創作された13点の新作が展示されます。
ワークショップも開催
さらに、能島浜江氏の指導の下、日本画の技術や楽しさを体験できるワークショップも用意されています。子供向けの「空想動物をうちわに描こう」ワークショップは、2025年10月25日の午後2時から1時間の予定で、小学生や中学生を対象に行われます。参加費は2,000円で、材料費込みとなっています。
大人のためには、10月27日の午後2時から4時まで、墨と金泥を使って動植物を色紙に描くワークショップが開催されます。こちらの参加費は4,000円で、こちらも材料費込みです。
これらのワークショップは、2025年10月15日から先着順で申し込みが可能です。興味のある方は、電話(03-3574-6008)またはメール(
[email protected])でのお申し込みをお勧めします。
能島浜江とは
彼は日展に所属しており、伝統的な日本画の技術を生かしつつ、現代的な感性を取り入れた作品を創り出しています。彼の家族は日本画家の家系で、子供の頃から日本画に親しみ、大学では多摩美術大学で学びました。日展への初入選を果たし、その後も奨励賞を獲得し続け、2022年には東京都知事賞、2024年には文部科学大臣賞を受賞するなど、国内外で注目されるアーティストとなっています。特に彼は宮沢賢治の物語に心を惹かれ、物語を基にした作品作りに力を入れています。
展覧会の概要
- - 展覧会名: 能島浜江注文の多い展覧会
- - 会期: 2025年10月23日(木)~11月5日(水)、会期中無休
- - 会場: ナカジマアート(〒104-0061 東京都中央区銀座5-5-9 アベビル3階)
- - 入場料: 無料
- - 出品数: 日本画作品・立体作品合計13点
公式ウェブサイトやインスタグラムで最新情報をチェックし、能島浜江の幻想的な世界に足を踏み入れてみてはいかがでしょうか。心温まる作品の数々が、あなたを待っています。