ニューヨークでインクルーシブな感動を届けたダンスチーム
障がいを持つ子どもや若者と共に、分け隔てなく表現活動に挑戦する一般社団法人フェアリーエンターテイメントが、先日ニューヨークで開催された国際大会「Disability Unite Got Talent Artist Contest 2025」で世界TOP10に選出されました。この快挙は、日本の福祉とエンターテイメントの融合を象徴する出来事であり、まさにその活動に対する国際的な評価を物語っています。
インクルーシブ・パフォーマンスの取り組み
フェアリーエンターテイメントは、障がいの有無にかかわらず、子どもから大人までが一緒にステージに立つ「インクルーシブ・パフォーマンス」を推進する団体です。メンバーは、音楽とダンスを通じてお互いに励まし合い、共感し、共に楽しむことができる環境を整えています。
この度の大会出場は、音楽を通じてSDGsの推進を目指す「Music for SDGs」の推薦を受けて実現しました。出場メンバーたちは、小学生から高校生、さらには20代までの幅広い世代で構成され、それぞれの個性と情熱が一つに結実しました。
「障がいのある姉と一緒にステージに立ててうれしかった」「自分たちにもできるって、自信になった」と語るメンバーたちの言葉からは、その活動がもたらす自信と希望が感じられます。
国際大会での感動的な瞬間
2025年7月13日には、ニューヨークのセントラルパーク内の「ナウムバーグ・バンドシェル」にて「DISABILITY UNITE FESTIVAL 2025」にオンラインで出演しました。メンバーたちは、ダンスや歌、ラップに加え、自ら作ったオリジナルソング「フェアリーラップ」を披露し、視聴者と主催者から大きな反響を得ました。
主催者は、「皆様の活動はまさにこの祭典の真髄です。来年の祭典についてさらにお話しできるのを楽しみにしています」と称賛の言葉を寄せ、彼らのパフォーマンスが多くの人に感動を与えたことが伺えます。
地域との連携と新たな挑戦
活動の拠点である東京都小平市では、地元の市長がメンバーたちを激励し、彼らの挑戦を称賛しました。小平市との連携は、地域のコミュニティと共に成長することを目指す上で重要な要素となっています。今後の活動においては、障がいを持つ子どもたちやその家族が笑顔になる場を創出し続けることが求められています。
今後の展望と支援のお願い
日本では、重度障がい児者やその家族に対して、余暇や社会参加の機会が非常に限られています。フェアリーエンターテイメントは、エンターテイメントを通じて自己肯定感や居場所作りをサポートし、相互理解や多様性教育の重要性を広めることを目指しています。
今後も、メディア取材やパートナー企業とのCSR連携を大切にし、この新たな社会モデルを全国に広めていきたいと考えています。一緒に未来を歩んでくれる仲間を求めています。
団体概要
一般社団法人フェアリーエンターテイメントは、「福祉×エンタメ」の新たな可能性を追求し、誰もが輝ける社会の実現に向けて活動しています。音楽とダンスを通じて、障がいを持つ人たちやその家族が共に表現する場を作り出し、地域と共に成長する取り組みを行っています。
公式HP | お問い合わせ:
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代表理事:吉川莉奈