「NALYSYS モチベーション管理」の導入
埼玉県の上尾中央総合病院が、医療機関として初めて「NALYSYS モチベーション管理」を導入しました。このシステムはAIを活用し、看護師の定着率や生産性向上に寄与することを目指しています。特に新人看護師のメンタルをサポートし、退職の兆候を早期に察知する仕組みを整えています。
看護師の定着支援の重要性
日本は急速に高齢化が進む中で医療・福祉の需要が拡大していますが、それに対して看護師不足という課題が深刻化しています。看護協会の調査によれば、2023年度における看護職員の離職率は11.3%、新卒採用者で8.8%という結果でしたが、問題は依然として残っています。「レバウェル看護」の調査によると、看護師の5人に1人が入職後1年以内に退職を考えたことがあるとのことです。これには主に人間関係が影響を与えることが多いものの、伝えられる理由は転居などが多く、実際の感情が見えにくい状況です。
このような背景を踏まえ、看護師の定着支援には、早期にモチベーションやコンディションを把握し、具体的な支援を行う体制が必要です。これにより、離職防止だけでなく、医療の質の向上や人的資源の最適化にもつながります。
上尾中央総合病院の取り組み
上尾中央総合病院では、職員が快適に働ける環境づくりを目指しています。従来の面談中心の方針では、問題が深刻化しない限り把握が難しく、客観的なデータを基にしたサポートが求められていました。そこで導入された「NALYSYS モチベーション管理は」、特に心の負担が大きくなる新人看護師のSOSを早期に察知することを目指しています。
同院の担当者であるホングラ留美氏によると、導入後は職員とのコミュニケーションの質が向上しました。従来、悩みが深刻化した状態で面談が行われることが多かったのが、「モヤモヤしているから話したい」という段階での接触が可能になったそうです。面談を通じて自分の考えを整理し、ポジティブな気持ちを持つケースが増加していることが実感されています。
「NALYSYS」のデータをもとに特にスコアが低い職員に注目し、病棟をラウンドする際に必ずコミュニケーションを取るようにしているとのこと。その結果、SOSを逃してしまうことが少なくなり、従業員の心の健康を守るサポート体制が強化されたと言えます。
まとめ
レバレジーズ社は看護業界に特化した転職・求人サービス「レバウェル看護」を展開し、看護師の採用から退職に至るまでのサポートを行っています。今回の「NALYSYS モチベーション管理」の導入を機に、看護師の定着支援をさらに強化し、医療・福祉・ヘルスケア業界の人材課題に貢献することを目指します。看護師が安心して働ける環境を整えることが、今後の医療の質向上に繋がると期待されます。